直撃取材とコトバから読み解く ゼレンスキー大統領訪米の成果と課題
「ウクライナを支援し続けることがより厳しくなっているという新たな現実を覆い隠すことはできなかった」アメリカメディアにも厳しい評価が並んだ今回の訪米。しかし、ゼレンスキー氏がワシントンを去った後に、ひとつの進展があったことが明らかになった。バイデン大統領が首脳会談で、射程300kmの長距離ミサイル「ATACMS」を供与する方針を伝えていたと報じられたのだ。反転攻勢のために再三、供与を求めてきたウクライナ側の念願が叶った形だ。
ワシントンでの最後の演説後、記者の「十分な支援を得られたか」との問いに力強く「イエス」とほほえんだゼレンスキー大統領。アメリカと国際社会からの支援を維持するために、正念場が続く。