5人のパパ&幼稚園の先生・つるの剛士「保育と子育ての一番の違いは”ねらい”があること」
話を聞いてくれて気持ちを理解してくれるだけで救われる
家の中に「自分の気持ちを理解してくれている大人」がひとりいるって、どれくらい心強いことなのかというのを痛感しました。以前は、仕事から帰ってくると、奥さんがその日にあったことを話してくれても、右から左へと聞き流す……ということが多々ありました。でも、この育休を経験してからは「そうなんだ。大変だったね。ありがとう」と、きちんと向き合って、心からいたわりの気持ちをかけられるようになりましたし、会話も増えました。 育休って、男の「家庭訓練」だと思うんです。仕事のように達成感もないし、評価もされない育児や家事。それは、みっちり経験してみないと決して見えてこないし、理解もできないと思います。目標を立てても思いどおりにはいかないことのほうが多くていつも消化不良状態でモヤモヤ。でも続けていくしかない……。そんなママの、いちばんの理解者となって、寄り添うことができるように、パパたちにはぜひ、育休を取得し、家事と育児のスキルをママに鍛えてもらうことをおすすめします! 次回は僕が幼稚園教諭と保育士資格を取得し、幼児教育の世界に踏み込んでいこうと思ったいきさつと、これからしたいことをお話しします。
PROFILE つるの剛士(つるの たけし)
1975年生まれ。福岡県出身。神奈川県藤沢市在住。1997年「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を好演。2008にはバラエティ番組「クイズヘキサゴン」でユニット“羞恥心”を結成しブレイク。以降、音楽活動やタレントとしてマルチに活躍中。私生活では2男3女の父親。2022年には短期大学を卒業し、幼稚園教諭二種免許、保育士資格を取得。現在は大学のこども心理学部に在籍。将棋、釣り、サーフィン等特技と趣味も幅広い。