5人のパパ&幼稚園の先生・つるの剛士「保育と子育ての一番の違いは”ねらい”があること」
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【写真を見る】"つるの剛士"「クイズヘキサゴン」で大ブレーク後、5人のパパ&幼稚園の先生になった現在の姿 今回は、2度の育休を取ってイクメンを追求したつるのさんが、幼稚園教諭と保育士資格を取得し、幼児教育の世界に踏み込んでいこうと思ったいきさつと、これからの展望について語っていただきます。
50歳を前に、これからの人生をどうするかと 考えていました
なぜ保育の世界に? とよく聞かれるのですが、僕としては割と自然な流れなんです。5年前に芸能生活25周年を迎えた時、僕自身も40代後半になり、これからの人生や仕事のことをどうしていこうかと考えました。振り返ってみると、僕は5人の子育てに加え、ウルトラマンダイナや、「チャギントン」のナビゲーター、「すくすく子育て」のMC等々、子どもに関わるお仕事をたくさん経験させてもらってきて、自分の中のキーワードは「子ども」なんじゃないかなと気づいたんです。 そして「人生100年時代」と言われる今、そんな経験を活かしつつ、社会貢献ができたらいいなとも思ったのです。それには子育て経験はもちろん活かせるけれど、専門的な知識も必要だと思い「学び」をスタートさせました。 まずは、幼児期の子どもたちに関わる「保育」の勉強から始めようと、短期大学に入学。卒業後幼稚園教諭二種免許を取得した後、保育士資格も取得しました。なんて、さらっと言いましたが、勉強も資格取得も本当にいばらの道でした! コロナ禍が重なった影響でライブなどの仕事が少なくなり、フリーの時間ができたおかげで勉強時間を作れたことで、なんとか卒業と試験合格にこぎつけました。