路線バスの維持には運転手の確保も課題 「運転体験会」で人材確保へ 秋田
秋田朝日放送
路線バスの維持に利用者数の減少に加えて運転手不足も大きな課題となっています。秋田県内のバス会社はあの手この手で苦境を乗り越えようとしています。 秋田市の旧空港跡地。敷地には路線バスと観光バスがありました。秋田中央交通が開いた「バス運転体験会」です。大型バスの運転に興味を持つ男女30人が参加しました。2年前に秋田県が主催した「バス運転体験会」では25人が参加しその後女性3人が採用された経緯があります。 今回は秋田中央交通が独自に開催しバス運転士の確保につなげるのが狙いです。バス会社としてはすぐにでも運転手を確保したいという思いはありますが、興味をもってもらい少しでもバスを知ってもらうことが大事だと話します。 県内で路線バスを運行するバス会社3社を合わせた運転手の数は10年前、640人いましたが、2023年は420人とこの10年で220人減っています。主催した秋田中央交通は路線の維持のためにも運転体験会などを通じて運転手の確保のきっかけを作りたい考えです。
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