放置していた宝くじが「100万円」当選! でも受け取り期限が「1年」過ぎていた!? もう「当せん金」は受け取れないのでしょうか…?
宝くじに当選したら、当せん券を現金に交換するために、購入した売り場や銀行に行く必要があります。宝くじには支払期限が設けられており、当せん金額ごとに受け取り方法や必要な物が異なります。 本記事では、期限切れの宝くじは換金できるのか、換金できなかった当せん金はどうなるのかなどを解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
期限切れの宝くじは、たとえ当選していても換金できない
支払期限が過ぎた宝くじは、当選していたとしても基本的には当せん金を受け取れません。宝くじ公式サイトによると、当せん金の時効は支払開始日から1年(ロトなど一部を除く)とされています。宝くじは原則自分で当選結果を照会しなくてはならず、当選の通知は来ないため「当せん」と分かった時点ですぐ受け取りに行きましょう。 なお、当せん金額によって受け取り方法が異なります。当せん金額ごとの受け取り場所と持ち物は図表1のとおりです。当せん金額は1当せん金または1口あたりの金額とします。 図表1
宝くじ公式サイト 当せん金のお受け取りを基に筆者作成 図表は宝くじ売り場またはコンビニエンスストアで購入した場合の受け取り方法です。ネットで購入した場合は、当せん金受取口座に自動で振り込まれます。
受け取れなかった当せん金はどこに行くの?
受け取れずに時効になった当せん金は、全国都道府県や政令指定都市へ納められたのち、収益金とともに公共事業に使用されます。当せん金が使われている公共事業は以下のとおりです。 ・建設改修費(道路・橋・社会福祉施設など) ・国際交流 ・文化振興 ・環境保全に係る事業など 宝くじ公式サイトによると、2022年度の時効当せん金は99億円となっており、中には4億円以上の当せん金も2本含まれています。1億円以上の当せん金は6本と決して少ない額ではありません。
受け取りを忘れないための対策
当せん金の受け取りを忘れないためにできる対策は、以下のとおりです。 ■宝くじをインターネット購入する 宝くじを公式サイトやインターネット販売金融機関の販売サイトで購入した場合の当せん金は、指定した口座に自動振込となるため換金の必要がありません。自動的に手元に入ってくるシステムであれば、万が一当選確認を忘れていたとしても時効とならないため安心です。 ■購入した直後に抽せん日をどこかにメモしておく 宝くじを購入したら、抽せん日をどこかにメモしておきましょう。抽せん日を記したメモは、冷蔵庫や玄関など毎日使用する場所へ貼り付けるのがおすすめです。普段、スマホなどでスケジュール管理をしている人は、毎日の予定と併せて宝くじの抽せん日を入力しておきましょう。
宝くじに当選したら1年以内に受け取りに行こう
期限が過ぎた当せん金は、いかなる理由があっても受け取れません。損をしないためにも宝くじに当選したら1年以内に換金しましょう。どうしても忘れてしまう場合は、宝くじ公式サイトなどから購入して当せん金を自動振込にするのがおすすめです。 また、期限を過ぎても当せん者が受け取りに来なかった場合、当せん金は全国の公共事業に役立てられます。宝くじを購入したら分かる場所に抽せん日をメモしたり、スマホのスケジュールに追加したりしておくなど受け取りを忘れないための対策が必要です。 出典 宝くじ公式サイト 当せん金のお受け取り 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部