レスリング男子 樋口黎が決勝進出!わずか2分14秒で勝利 インド選手を圧倒10-0 8年ぶりメダル確定
「パリ五輪・レスリング男子フリースタイル57キロ級・準決勝」(8日、シャンドマルス・アリーナ) 【写真】強い!インド選手を圧倒 ドヤ顔で余裕たっぷりな決めポーズ リオデジャネイロ五輪銀メダルの樋口黎(28)=ミキハウス=が、インドのアマンと対戦。10-0のテクニカルスペリオリティ勝ちで、決勝進出を決めた。 圧勝だった。第1ピリオド、鋭いタックル、投げ技でもポイントを重ね、わずか2分14秒でテクニカルスペリオリティ勝ち。相手選手に何もさせず、前半だけで勝利を決めた。 リオ五輪以来、8年ぶりのメダルを確定させたが、試合後は「落ち着こう」と冷静になるような仕草もみせ、足早に控室へ。悲願の金メダルへの準備を優先させた。 2大会ぶり2度目の五輪で金メダルを目指す戦い。1回戦は相手選手が計量に参加せず、棄権となって不戦勝で勝ち上り。準々決勝ではプエルトリコのクルスに10点差をつけて勝利。4強入りを決めていた。 ◆樋口黎(ひぐち・れい)1996年1月28日、大阪府出身。運動が苦手だったため、母の容子さんが4歳からレスリングを習わせた。茨城・霞ケ浦高から日体大に進み21年にミキハウスに入社。15年全日本選手権優勝。16年リオデジャネイロ五輪ではフリースタイル57キロ級で銀メダルを獲得。23年世界選手権では同階級で準優勝を果たし、パリ五輪代表を内定させた。