マスカレードボールの追い切りに騎乗した嶋田（右）と話す戸崎（左）＝撮影・郡司　修

　2024年中央競馬G1最終戦「第41回ホープフルS」の最終追いが25日、東西トレセンで行われた。新馬→アイビーSで無傷2連勝のマスカレードボールは3頭併せの真ん中でラスト1F（200メートル）11秒7のシャープな伸びで勢いで圧倒。コーナリングにも進境を見せ、ひと追いごとに上昇カーブを描いている。先週有馬記念制覇（レガレイラ）で勢いに乗る戸崎圭太（44）も2週連続G1制覇へ好感触を得ている。同レースは26日、枠順確定。27日はインターネット限定で前日発売される。 　【戸崎に聞く】 　――先週、1週前追いの感触は？ 　「まだ探って走っている感じもあって…。余裕があるから、そんな感じにもなるのかな。まだつかめない面もあって、珍しいタイプ。ポテンシャルの高さは感じます」 　――夏のデビュー時から変わった点は？ 　「乗り心地が凄く良くなっています。重心が低くなり、しっかり走っていて、いろんな部分で力がついたなと感じています。仕上がりもいいと思う」 　――アイビーSは2着馬と馬体が合ってからグンと伸びた。 　「あのあたり、ギアが上がったところはとてもいいです。前走はしっかり走っていた。余裕もありました」 　――来春クラシックにもつながる大切なG1。 　「精神面にどうかなという感じもあるので、気分を害さないように走ってくれれば。能力が高いのは分かっているので出し切れるようにしたいです」