最高額は誰だ! J1新外国人選手、市場価値ランキング1~10位。2024シーズン期待の助っ人たち
9位:ハ・チャンレ(名古屋グランパス) 生年月日:1994年10月16日 前所属:浦項スティーラーズ(韓国) 国籍:韓国 市場価値:80万ユーロ(約1億1200万円) 韓国の強豪、浦項スティーラーズから名古屋グランパスへ移籍した韓国人DF、ハ・チャンレが新外国人の市場価値ランキングで9位につけている。市場価値は80万ユーロ(約1億1200万円)だ。名古屋は昨シーズンの主力DFであった中谷進之介、藤井陽也が移籍したことにより、最終ラインの補強が必須となっていた。 韓国1部のKリーグ1で主にキャリアを重ねて来たハ・チャンレは、2018年1月に浦項スティーラーズに移籍した。2021年3月から翌年9月まで金泉尚武FCへのレンタル移籍を経験しつつも、浦項スティーラーズでリーグ戦通算137試合に出場してチームの守備を支えた。浦項スティーラーズは現在AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦っており、浦和レッズと同居したグループステージでハ・チャンレは5試合にフル出場して無敗での首位突破に貢献している。 ハ・チャンレの市場価値は浦項スティーラーズ加入当時で27万5000ユーロ(約3850万円)であった。その後、2020年12月に70万ユーロ(約9800万円)まで市場価値を伸ばすが、レンタル移籍した金泉尚武FCで出場時間を減少させたこともあり、2023年6月まで金額は上昇していない。しかし2023シーズンには前述したACLでの活躍もあり、市場価値を自己最高額となる現在の80万ユーロまで伸ばすこととなった。 守備陣がほぼ総入れ替えとなった名古屋において、クラブ最高金額のDFであるハ・チャンレにかかる期待は大きい。国外初挑戦のハ・チャンレはJリーグでどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
8位:ギリェルメ・パレジ(鹿島アントラーズ) 生年月日:1995年9月19日 前所属:CAタジェレス(アルゼンチン) 国籍:ブラジル 市場価値:95万ユーロ(約1億3300万円) アルゼンチンのCAタジェレスから鹿島アントラーズへ期限付き移籍となったブラジル人、ギリェルメ・パレジが市場価値95万ユーロ(約1億3300万円)でランキングの8位に入った。パレジは母国でプロキャリアをスタートさせ、CAタジェレス移籍後も主にブラジルのクラブへレンタル移籍を繰り返してプレーしてきた。 パレジは2020年1月のCAタジェレス移籍時には自己最高額の95万ユーロの市場価値を有していたが、以降およそ3年間、レンタル移籍先で出場時間を伸ばすことができず、市場価値を67万5000ユーロ(約9450万円)まで下げている。しかし、2023シーズンにレンタル移籍したヴィラ・ノヴァFC(ブラジル2部)での活躍によって自己最高額まで回復させることとなった。 近年、タイトルから遠ざかっている名門・鹿島はその目標を達成するべく、ランコ・ポポヴィッチを新監督に迎え2024シーズンをスタートさせる。今季新加入選手の中で最高額の市場価値を有し、即戦力として期待されるパレジはどこまで貢献できるだろうか。 昨シーズンの鹿島アントラーズはJ1を5位でフィニッシュした。これまで数多くのタイトルを獲得してきたクラブのサポーターにとっては、近年の結果は必ずしも満足できるものではないだろう。クラブはランコ・ポポヴィッチ監督新体制でシーズンを迎える。パレジは今シーズン加入選手の中で最高金額の市場価値を有する。優れたタレントたちの中で金額に見合った活躍ができるだろうか。