イスラエル軍がガザの民家空爆、96人死亡…ベイルート空爆ではヒズボラの報道担当者が死亡
【カイロ=田尾茂樹】パレスチナ自治区ガザ各地で17日、イスラエル軍の空爆があり、ガザ当局は96人が死亡したと明らかにした。
北部ベイトラヒヤでは、民家への空爆で72人が死亡したという。パレスチナ通信は、攻撃を受けたのが避難民らも滞在する5階建ての民家で、犠牲者の多くは子供だったと報じた。
また、中部のブレイジとヌセイラット両難民キャンプでも民家が攻撃され、24人が死亡したという。
一方、イスラエル軍は17日、レバノン各地への攻撃も続けた。ロイター通信が伝えた治安筋の話では、首都ベイルートへの空爆でイスラム教シーア派組織ヒズボラの報道担当ムハンマド・アフィフ氏が死亡した。
アフィフ氏は9月に殺害された前指導者ハッサン・ナスララ師のメディア担当顧問を長年務め、今月11日には記者会見も開いていた。