<玉井詩織>インタビュー 「あのクズ」撫の“裏の顔”明かす 第7話は「ほこ美との関係が大きく変わってしまう回」に
--奈緒さんと仲が良い役柄を演じるに当たって、キャラクター作り以外にどのようなコミュニケーションを取っていますか?
奈緒ちゃんとは「初めまして」だったのですが、年齢が近いこともあって、初日からたくさん話しかけてくださいました。普段、ももいろクローバーZで活動しているときは、メンバーと一緒にいるので平気なのですが、1人になると人見知りが出てしまうことがあるんです。
ですが、奈緒ちゃんの太陽のような笑顔で明るく「よろしくお願いします」と話しかけてくださったことで、私が隠し持っている人見知りが出ずに、楽しくコミュニケーションを取ることができています。撮影の合間には、作品について話すこともありますが、プライベートの過ごし方だったり、美容の話や「この塩がおいしいよ」など、他愛もない話をたくさんさせてもらっています。
--同じ市役所でエースとして働く大葉奏斗を演じる小関さんとはいかがでしょうか?
小関さんは同い年。あまりこの業界で1995年生まれの方と出会ってこなかったので、わりと最初からくだけてお話をすることができました。普段の小関さんも大葉さんのように、すごく気が利きますし、周りが見えているし、とても優しい方。その優しさに助けてもらうことがたくさんあります。
--撫が本性を見せる、海里のルームメイト・相澤悟役の倉悠貴さんはどんな方ですか?
一見何を考えているんだろうというような、ちょっと不思議なオーラをまとっている方。ですが、実際に話してみると年相応の青年らしさがある方で、真面目なトーンで、ふざけているイメージがあります(笑い)。私の方が実年齢でも設定でも年上なので、関係性的にはきょうだいのような感じでお話をしていました。
--ここまでの放送で印象に残っているシーンや、好きなシーンはありますか。
撫が「ほこ美が幸せになるのは許せないんだよね」とすごく強いセリフを言っていた第4話のシーン。生きていてそういった言葉を言うことってなかなかないじゃないですか。撫はこのドラマでは悪役パートを引き受けていると思うんです。そういったひどい言葉や行動をするシーンは心苦しかったのですが、監督から「悪い女を楽しんで。あなたがやるからそこに面白さが生まれるんだよ。意外性も生まれるし」と言われて、 思いっきり振り切ってできているのかなと思います。