友近&ロバート・山本博、コントの役経験を生かして『ビートルジュース ビートルジュース』の吹き替えに挑戦!
ティム・バートン監督の映画最新作『ビートルジュース ビートルジュース』の日本語吹き替え版声優として、友近とロバート・山本博の出演が発表された。友近は死後の世界の受付係、山本は死後の世界のクリーニング屋を演じる。 【写真】友近&ロバート・山本博はコントで演じたことのある役柄・受付係とクリーニング屋を演じる 本作は、ティム・バートンワールドを世に知らしめた原点のひとつとも言える『ビートルジュース』(1988年公開)の35年後を描くホラーコメディー。 キャストは、前作から引き続き主人公・ビートルジュースを演じるマイケル・キートンに加え、キャサリン・オハラがリディアの母親・デリア、当時16歳だったウィノナ・ライダーが娘を持つ母親になったリディアを演じる。 最新作のキャストで最も注目すべきは、リディアの一人娘・アストリッドを演じるジェナ・オルテガ。本作では『ウェンズデー』に続き、再びバートン監督とタッグを組み、ハロウィーンの夜に死後の世界にとらわれてしまう物語のヒロインを演じる。 そして、物語のカギを握るもう1人は、ビートルジュースの元妻・ドロレスを演じるモニカ・ベルッチ。バートン作品初出演にして、バラバラにされた身体をホッチキスでつなぎ合わせた、まさにティム・バートンワールドを体現したキャラクターを演じる。 本作は、第81回ベネチア国際映画祭のオープニング作品に選出。映画祭にはティム・バートン監督をはじめ、ジェナ・オルテガ、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダーらキャストが集結。ワールドプレミアとなった上映会では、満場の拍手で喝采を浴びた。 また、9月6日よりワーナー・ブラザース最大規模のスクリーン数で全米公開を迎え、オープニング興行収入1億ドルを突破する大ヒットスタートを記録。ティム・バートン監督史上歴代1位の『アリス・イン・ワンダーランド』に肉薄する歴代2位の記録を樹立することとなった。また、全米をはじめイギリス、オーストラリア、スペインなど40ヵ国でも初登場1位を獲得した。 日本語吹き替えで友近が演じたのは、死後の世界の受付係。人間界から死後の世界にやってきた人に対応する受付窓口の女性で、本作の象徴的なシークエンスに登場する。 過去に受付嬢のコントをしていたという経緯で今回キャスティングが決まった友近は「コントでやっていたキャラクターからキャスティングされるとは、とても面白いなと思いました。もともとアフレココントをずっとやっていたので、アフレコのお仕事はとても好きです。そして今回は声のお仕事だけれども、受付係の衣装まで着て楽しくやらせていただきました。他にも色々なキャラクターがありますので、ピザ屋のおじさんの映画があれば、“西尾一男”で全編やらせていただきたいなと思います」と本作の“芸歴吹き替え”アフレコを楽しんだ模様。 ロバート・山本博が演じた役は、“死後の世界のクリーニング屋”。ビートルジュースの元妻・ドロレスにすごまれ、生気を吸い取られぺしゃんこになる男だ。 友近と同じく、過去にクリーニング屋のコントをしていたという経緯で今回キャスティングが決まった山本は「クリーニング屋のコントはすごく若い頃のコントだったので、そこからキャスティングしていただくとは、すごくありがたく、ちょっと感動してしまいました。今までいろんな役を演じてきましたが、それが芸歴吹替に繋がるとは芸人冥利に尽きます」と歓喜。 クリーニング屋の役づくりに関して、「(この衣裳のように)爽やかなイメージのクリーニング屋を想像していましたが、全然イメージしていなかったクリーニング屋で驚きました。『なんだ~?』というセリフがあるのですが、普段のコントでもよく使うセリフだったので、そこも見どころのひとつかと思っています」とアピール。「アフレコの際に、実際に演じられている役者さんの声のトーンと違和感が出ないように体勢まで寄せていって、猫背になりながら演じていたような気がしますが、気持ちのなかでは完全にクリーニング屋にならせていただきました」と“芸歴吹き替え声優”としてのこだわりを見せた。 いよいよ2週間後に公開を控える本作だが、友近は「36年前の作品の続編がこうして作られるのは、『ビートルジュース』の人気の高さが伺えますし、アフレコをしていてもすごく興味深かったです。本当に楽しく観れる映画だと思うので、ぜひみなさんにご覧いただきたいなと思います」、山本は「ホラーチックな作品に見えますが、コメディ要素満載の映画ですので、ぜひご家族で楽しんでいただきたいなと思います」とメッセージを寄せた。 映画『ビートルジュース ビートルジュース』は、9月27日より全国公開。