一体どんな内容!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催したクシタニライダー台湾人スクールin桶川スポーツランド
そこで僕が「桶川の冬は寒いし、環境も台湾のサーキットに比べて、めちゃくちゃ良いのか?って言われたら自信は無いけど、サーキットに練習しに来る選手の層は、世界一恵まれていると思っているよ。 これが見せたかったし、これを見て今回の3人がめちゃくちゃ速くなって、台湾人の技量の底上げになるような選手になってほしい」と伝えました。 その後は初日から使っているタイヤを使い続け、尚且つタイムを出さなきゃいけない難しいミッションをこなしてもらいます。そして最終的には、桶川スポーツランドを2日走ったくらいにしては、かなり上出来なタイムを出す事ができました。 とはいえ、まだ小椋藍選手が出したコースレコードまで4秒あります そんな感じで、台湾の選手達も「今回は本当に来て良かった。まさか藍に会えるとは思ってもなかったし、初回だからこその特典が多いから、帰ったらみんなに自慢する」と言っていて、「帰ったらみんなで練習しよう!まだまだ僕達は足りてない」と、かなり意識の高い考え方になっていました。 僕も、彼らにそんな考え方になって欲しかったので、嬉しかったです。 台湾の冬は暖かいし、ある程度速ければ、ある程度のサポートがもらえるので、そう言ったお国柄を使って、もっとたくさん練習して欲しいと思います。
僕も昔はとにかく桶川を走り込みました。それこそ、サーキットに自走で走りに来たバイクで膝擦りスライドしたり、走り屋の友達から峠仕様のバイクを借りて練習したりと、お金が無いなりに頭を使って、とにかく練習。 自走でナンバー付きのバイクで練習しに行ったこともありますしね。特に恵まれた環境で練習出来たとは思っていませんが、恵まれた人間関係があったので、練習する事に集中することができました。 小椋藍選手や伊藤元治選手は、今でも隙あればバイクに乗って、とにかく走り込んでいます。そうやって速くなってきました。 「量より質」って言葉もありますが「実は量で高められる」と思いますし、何よりバイクに乗る事が箸を使ったり、歩くより簡単な感じで操作できれば、凄く速くなれると思うので、台湾の選手達にも「とにかく走り込んで、質を高めて、操作の再現性と0.1秒のタイムアップにもっとこだわりなさい」と伝えました。 今速い選手達も、やれる事をやって速くなっているだけなので、環境も立場も言い訳せず、速くなる事にストイックでいるしかありません。 と言った感じで、2日間のスクールが終わり、その夜はホテルの部屋で、みんなでお酒を飲みつつ反省会と、今後に向けての話し合いを行いました。 いかがでしたか?僕はとても良いスクールとなった気がしていますが、それは今後この3人がもっと活躍した時に、今回のスクールが為になったかどうかの判断ができるかなと思っています。 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
濱原颯道(プロライダー)