【バスケ】リーグ首位・宇都宮ブレックス、ホームでCS初戦を落とす 比江島慎「気持ちの部分で負けてしまっている」
Bリーグ1部は10日、チャンピオンシップ(CS)が開幕し、クォーターファイナル2試合が行われた。リーグ1位でCSに進出した宇都宮ブレックス(東地区1位)はホームの日環アリーナ栃木でワイルドカード下位の千葉ジェッツ(同3位)と対戦。 宇都宮は前半、オフェンスでは得意の3Pシュートが16本中4本のみの成功(25.0%)と決まらず、ディフェンスでも相手に簡単なドライブやシュートを許し、39-54の15点差で折り返す。それでも後半は追い上げを見せ、第4クォーター残り7分4秒には5点差に詰め寄る展開に。しかし、その後は再び千葉Jの富樫を中心にシュートを決められ、最終的には70-82で敗戦。初戦を落とし、セミファイナル進出へ2連勝が必須となった。 宇都宮はD・J.ニュービルが15得点、ギャビン・エドワーズが13得点9リバウンドを記録。試合後、佐々宜央HCと遠藤祐亮、比江島慎が記者の質問に答えた。
佐々宜央HCの千葉J戦後のコメント
-千葉J戦の総括 望んでいなかった形でゲームが進んでしまって、特に前半が54点取られているという状況の中で、前半は中にも3ポイントも何本もやられているうち、5本が単純なコミュニケーションミスで生まれてしまっていました。(千葉Jには)天皇杯も負けていて、ここぞというところで、力を出してくる千葉Jさんだと思っていますし、危機感も千葉Jさんの方が上回っていたと思います。 オフェンスでも自分たちが時間かかってオフェンスしているところを千葉Jは簡単にシュートを打っていて、リバウンドもセカンドチャンスも取っているような状況が多かったです。それでも後半だけでいったらディフェンスでは28点しか取られてないですし、オフェンスは良い時間帯もありましたけど、もう少し流れ良くできるためには、コーチサイドとしてももう少しいいアドバイスができたなと思います。タイムリーに修正できなかった自分自身も悔しいですけど、しょうもないコーチだなと思います。 気持ちの部分のところで出だしやられてしまったというのは本当に悔しいなと思いますし、今日(第1戦)は思い切り動きぶつかれなかったという気持ちの方が強いので、明日(第2戦)は負けたら終わりなので思い切りぶつかります。 -気持ちよくボールを持てない、気持ちよくシュートを打てなかった要因 一つのパスに対しても、(比江島)慎がパスを貰いづらいとか、D.J(・ニュービル)が貰いづらいというところで、逆に千葉Jさんは富樫が楽に貰っているような状況があったりだとか、クリス(クリストファー・スミス)が楽に貰っているところがあるとか、そういう単純な差がありました。 気持ちっていったら精神論みたいですけど、ちょっとしたエナジーの違いで面食らってしまって、向こうが勢い乗ってこっちが勢いに乗れなかったというのはエナジーのところだと思っている。しっかり勢いに乗れるようにスカウティングも大事ですけど、うちも逆に勢いに乗れるチームだと思うので千葉Jさんには明日は簡単にやらせないです。 僕らはディフェンスをやってきた1年だと思うので、ディフェンスからリズムを作っていかなきゃいけないと思います。後半追いつけたのは、決してオフェンスもそんなにいいというわけじゃないですけど、ディフェンスで流れを作れたからだと思います。ファンの方々もディフェンスを見に来ているわけですから、ルーズボールを取りに行くとかそれでいい流れでやってくると思うので、明日は細かいオフェンスの修正はしますけど、どれだけエナジー持ってディフェンスとリバウンドができるかというのは大事だと思っています。