《薄メイクになった小森純が振り返る平成ギャル》読者モデル時代は「撮影中に彼氏と編集長が大ゲンカ」、妊娠を機に巻き髪はストレートに「カラコン入れると目が乾燥して」の現在
当時のギャルたちのハチャメチャぶりは、なぜか憎めず懐かしい感じもする。 「生きたいように生きて、青春って感じでしたね。『あんたたちらしいわね』と母は言ってくれましたし、そんな私たちを受け止めてくれた『Popteen』の編集部の方たちには感謝ですよ。 編集長は、当時の私のカレシとケンカしてましたよ(笑)。カレシが撮影中に電話してきて『撮影だなんて調子乗ってるんじゃねえ。何がモデルだよ』『何時まで高校生を働かせてるんだよ』ってカレシがいちゃもんつけてくると、『まだ○時ですよ~』って言い返したりして」 同じ読者モデルとして活躍し、青春を共有した仲間たちとは、今も交流があるという。 「とくに先輩たちと仲良くしていますね。みんな、それぞれの人生を生きてて、今もみんなキレイですよ!」
「落ち着いた大人の雰囲気に…」いつから?
小森さんも肌ツルツルでとてもキレイ。明るい色でクルクル巻いていた髪は、シックなカラーのストレートに。すっかりギャルを卒業し、落ち着いた大人の雰囲気だ。いつ頃から今のスタイルに? 「長男を妊娠した28歳頃からですね。以前のようなギャルファッションは年齢に合わなくなってきたな、と思ったんです。つけまつげして、カラーコンタクト入れて……とかしてると目が疲れるし、コンタクトは乾いちゃうし。若作りしている気がしてきて、かえって自分に合わなくなってきた。そう思ったら、自然に今のようになってきました」 経営するネイルサロンではマスクを着用しているため、ほとんど顔が見えないことも、薄メイクでOKと思える安心材料なのだとか。
「だから、『マスクを取って一緒に写真撮ってください』と言われても、『取れません!』とお断りします(笑)。まあ、お客さんはネイルをしに来ているし、今の若い人で、私と一緒に写真を撮ろうという人はいないから写真を撮る前提で準備はしていません(笑)」 とはいえ、肌へのこだわりは大切にしている。「見てらんない!」とならないための“投資”も欠かさない、と語る。 「顔面にね(笑)! レーザーでシミやシワを取って、肌の老化防止です」 食べ盛りの子どもを3人抱えていても、自身の美容に投資できる余裕があるのは、ネイルサロン経営がうまくいっている証拠だろう。 (第2回に続く) 取材・文/中野裕子(ジャーナリスト) 撮影/山口比佐夫