厚労省、HPのカスハラ資料を削除 「高齢者差別」と抗議受け
厚生労働省が運営するホームページに掲載していたカスタマーハラスメント(カスハラ)対策をめぐる資料の文言について同省は、「高齢者差別ではないか」と抗議を受けて削除した。 【写真】カスハラ対策をめぐる国の啓発ポスター=厚生労働省のホームページから 同省によると、顧客が理不尽な要求をするカスハラのうち、「威張りちらす行為」をする人の傾向として「社会的地位の高い人、高かった人、定年退職したシニア層」と記載。資料は同じサイトにある専門家の研修動画でも使用していた。 5月末に市民から抗議を受け、今月11日付で該当部分を削除した。同省のサイトでも同様の記載があったため、削除したという。
朝日新聞社