「愛してほしい」パパ活JKが巻き込まれた「想定外の事件」
「卯ノ花まこ 18歳でぇす……」 愛されたがりな1人のパパ活女子高生が、ひょんなきっかけから殺し屋に命を狙われてしまう、そんな衝撃的なストーリーが話題のマンガ『キリングライン』(BE・LOVE/講談社)の第2巻が4月12日に発売! 【マンガ】人生こんなはずじゃなかったのに…18歳パパ活女子が巻き込まれた「事件」 「殺し屋に媚びを売り続ける」という斬新な作戦で頭をフル回転させ死に抗う主人公と、隙あらば拳銃を突きつけ始末しようとしてくる殺し屋。そんな2人のスリリングで軽妙なやり取りが癖になるギャグ要素満載な本作は、そもそもどんなきっかけで生まれたのでしょうか。著者のモリエサトシさんにお話を伺いました。 1巻1話目の試し読みとともにお届けします。 マンガ/モリエサトシ 文/FRaU編集部
「生き延びる どんな媚を売ってでも!」
▼あらすじ 18歳の女子高生・卯ノ花まこは、ある日突然、父が失踪し天涯孤独の身に。生活のために始めたバイトも、学校の人間関係もうまくいかず、孤独に打ちひしがれていたそんな矢先、友人に「パパ活」を勧められ、意を決して始めることに。そんなパパ活初めての夜、バスルームからパパに声をかけると…… なんとパパは、突如として現れた殺し屋・煙(えん)に殺されていた……! そしてまこ自身も“始末される寸前”という、絶体絶命大ピンチの状況に。でもなぜか、殺し屋はまこのことを以前から知っているようで…… 「生き延びる どんな媚を売ってでも!」 まこの“偽装恋人作戦”は無慈悲な殺し屋に通用するのかーー!? SNSでは「キリングラインが面白過ぎてもう……」「登場人物みんな歪で面白い」「続きが気になるー!」そんな読者の声が上がっている本作、どんな背景があって生まれた作品なのでしょうか。著者のモリエサトシさんにお話を伺いました。 ーーどんなきっかけで本作が生まれたのでしょうか? ネタ自体ができたのはおそらく10年以上前なのでうろ覚えですが、すごく疲れている時とかに、パッとくだらないコメディが思いついたりします。この時は「ロマンチックな殺し屋」、という単語が頭に浮かんで、そこから話を広げたのだと思います。 ーーパパ活中に偶然出会ってしまった殺し屋になんとか殺されまいと媚びを売り生き延びようとする、というストーリーがとても斬新で面白いと感じたのですが、そもそもこのような設定はどのようにして思いついたのでしょうか? 基本的に、命や人生が掛かっている恋愛漫画が好きなんです。そして、関係は敵対している方が好き。 最初にあった「ロマンチックな殺し屋」という煙のキャラ像から、殺し合う……殺される関係……としてのまこが生まれました。初期のまこのキャラクターは、ぶりっこではない普通の女の子でしたが、煙の「ロマンチック」を活かす(受け止める)ために媚びを売るキャラになりました。なかなかしっくりくるキャラになったと思います。 ーー殺し屋に拳銃を向けられたりと大ピンチな状況でありながら、その状況を瞬時に把握するパパ活女子の「冷静なツッコミ」や、頭をフル回転させて繰り出す「媚び発言」に毎回笑ってしまうのですが、描く上で意識されていることなどございますか? 打算的なところもかわいいと思ってもらえるといいなと思って描いています。 ツッコミですが、煙がおかしいので(笑)、突っ込まざるを得ない感じです。2巻でもまこのツッコミの精度が上がっているなと思うシーンがあります。 ーー実際に本作を読んだ読者からはどのような反響が届いていますか? 「モリエさん久しぶり~」みたいな反響が目についた気がします。皆さんお久しぶりです。 似た嗜好をしていればいつかまた会えると思っていましたよ(笑)。 ーー本作をどのように楽しんでほしいですか? 好きなように楽しんでほしいです。こちらから世に出した後は、皆さんの自由です。 果たしてまこの命は助かるのか? まこが繰り出す“偽装恋人作戦”はうまくいくのか? この先の展開にも要注目です!
FRaU マンガ部/モリエ サトシ