帝京大・青木恵斗主将「常に決勝戦を見据え、日本一のクオリティーを持つ」4連覇へ視界良好 慶大に11トライで大勝
◆ラグビー◇全国大学選手権 準々決勝 帝京大―慶大(21日、秩父宮) 準々決勝が行われ、3連覇中の帝京大が、慶大を73―24で下し、4強入りを決めた。後半に1トライで貢献した帝京大のフランカー青木恵斗主将は「久しぶりの試合だったけど、自分たちの形であるフィジカルであったり、帝京大らしいラグビーができたので、そこは良かった」とうなずいた。計11トライの猛攻で慶大を圧倒した。 “王者”帝京大が力の差を見せつけた。前半5分、敵陣22メートル内に攻め込むと、素早いパス回しで右に展開し、最後はNO8グアイニ優人が先制トライを上げると、24―14の同37分にはラインアウトを起点にモールで押し込み、最後は青木が決めた。モールに定評がある慶大のプレッシャーをはねのけ、後半も攻撃の手を緩めなかった。 選手権4連覇に向け、準決勝は来年1月2日に国立競技場で行われる。天理大と明大の勝者と対戦。「準決勝というマインドではなく、常に決勝戦を見据えて日本一のクオリティーを持って。自分たちのラグビーを見せたい」と、青木主将は頂点だけを見つめた。
報知新聞社