ジュード・ロウ、“スター・ウォーズ最新作”のオファーに「『NO』という選択肢はありませんでした」<東京コミコン2024>
「東京コミックコンベンション2024」(以下「東京コミコン2024」)が12月6日に千葉・幕張メッセで開催され、来日ゲストのジュード・ロウ、ジョン・ボイエガ、ダニエル・ローガンが「東京コミコンにフォースあれ!スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」に登場。「スター・ウォーズ」シリーズへの思いなどを語った。 【写真】サービス精神旺盛!ファンをバックに自撮りする「スター・ウォーズ」俳優3人 ■「スター・ウォーズ」シリーズの人気俳優3人が登壇 12月3日からディズニープラスで配信スタートした新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」に出演しているジュード・ロウ、「スター・ウォーズ」“続3部作”のフィン役のジョン・ボイエガ、そして「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」のボバ・フェット役でおなじみのダニエル・ローガン。「スター・ウォーズ」シリーズで人気の来日ゲスト3人が登壇すると大きな歓声が会場に鳴り響いた。 ローガンは「毎年のように皆さん『東京コミコン』に来てくださってありがとうございます。皆さんのような素晴らしい方たちがいなければ『東京コミコン』は成功していません」と常連ならではのメッセージを伝え、日本語で「ありがとう。ありがとう。ありがとうございます!」と感謝の気持ちを届けた。 ボイエガは「今回が初めての『東京コミコン』です。もうすでにとても楽しい時間を過ごしています。ありがとうございます。これから、あと2日間、皆さんと一緒に過ごせるのも楽しみです」と初参加の『東京コミコン』を楽しんでいるのが表情からも伝わってきた。 そして、5年ぶりの参加となるロウは「たぶん『東京コミコン』に来たのは2回目だと思うけど、日本には20年前に初めて来て以来、何度か来ていますが、皆さんにとても温かく迎え入れてもらえていることをうれしく思います。私は日本の文化が大好きです」と、日本への思いを語った。 ■ジュード・ロウ「スター・ウォーズ」シリーズを語る 「子どもの頃に『スター・ウォーズ』がきっかけで俳優を目指したというのは本当ですか?」という質問に、ロウは「まぁ、当たってるかな。初めて『スター・ウォーズ』を見たのは1977年でした。まだ少年でしたが、映画館に行くという体験をして、少年としての遊び方も変わりました。自分以外の誰かになって遊ぶ。自分の想像力を使うということをするようになったんです。そういう意味では、それが今の私のキャリアにつながっているかもしれないです」と答えた。 「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」に出演するきっかけは?という質問には「お願いされたから(笑)」と、冗談っぽく答えて会場を和ませる。「オファーをもらった時は信じられませんでした。というのは、私がオリジナルの映画を見たのが40数年前で、その時からずっと『スター・ウォーズ』のシリーズが好きでした。世界観が好きでしたし、心の中の特別な場所にいつも『スター・ウォーズ』がいたんです。『スケルトン・クルー』は子どもを主人公にしているというアイデアが素晴らしいと思いましたので『NO』という選択肢はありませんでした」と、自身の「スター・ウォーズ」シリーズへの思いを明かしながら語った。 ■ローガン、スター・ウォーズは「最初に見た時からすごいなと思っていた」 ボイエガには「『スカイウォーカーの夜明け』後のフィンはどうなっていると思いますか?」という質問が投げ掛けられ、「ホリデー(笑)」と答え、場内からも笑い声が。「帝国からお金を払ってもらって、とっても豪華なホリデーを過ごしているんじゃないかな」と、その後のフィンをイメージして答えた。 撮影の思い出を聞かれると「衣装がすごくタイトで体にピッタリしていました(笑)。あとは、素晴らしい人たちと一緒にできたことですね」と懐かしむ。 ローガンへの質問は「『スター・ウォーズ』シリーズはどうしてこんなに人気があると思いますか?」という内容。「まずは『スター・ウォーズ』ファミリーに加わったジュード・ロウさんを歓迎したいと思います。ジョン・ボイエガさんとも初めてちゃんと話ができたのもうれしいです。自分が最初に『スター・ウォーズ』の撮影に参加した時は一番年下だったんですけど、今は年長の部類に入っています。『スター・ウォーズ』は最初に見た時からすごいなと思っていたんですけど、その後の作品を見ていくうちにさらに良くなっていっています。今回の『スケルトン・クルー』も絶対に素晴らしいので皆さん、楽しんでみてください」と、作品ごとに魅力が増しているのが人気の理由だと語った。 最後は3人が声をそろえて「May the Forth be with you!(フォースと共にあらんことを)」と観客に向けて呼び掛け、トークセッションを締めくくった。 ■「スター・ウォーズ」コスプレイヤーが集結! 「東京コミコンにフォースあれ!スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」では他に、「スター・ウォーズ」が大好きなコスプレイヤーたちがステージに集結し、まさにスペシャルギャザリングが行われた。 MC補佐を務めた有井ちえは“レイ・スカイウォーカー”のコスプレで登場。BB-8は連れていなかったが、その代わりにBB-8の声マネを披露した。続いて、「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクターのコスプレをしたコスプレイヤーたちが続々と登壇。ダース・ベイダー、チューバッカ、トルーパー、マンダロリアン、「アコライト」に登場したジェダイたちの姿も確認できた。 全員でフォトセッションを行った後、ステージ後方から来日ゲスト陣が登場。コスプレイヤーたちとハイタッチをするなどサービスも満点で、精巧なコスプレには3人も驚きつつうれしそうな表情をしていた。 ■「スケルトン・クルー」のフォトスポットで物語に没入可能 「東京コミコン2024」の初日は「スター・ウォーズ」のコスプレでステージエリアも大いに盛り上がったが、展示ブースも同様に大にぎわい。特筆すべきは「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」のブース。フォトスポットになっていて物語の世界に入り込むことが可能だ。 フォトスポットといえば、人気キャラ“グローグー”のフォトスポットも設置されていて、グローグーと一緒に記念撮影も可能。POP UP STOREでは大量の“グローグー”グッズも販売されている。グローグーの横にはマーベルが誇る「アベンジャーズ」のフォトスポットも。さらに「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が2025年2月14日(金)に公開されるのを記念して、巨大なシールド(盾)も設置されており、その前で写真も撮ることができる。 その他、マーベル最新作となる12月13日(金)公開の「クレイヴン ザ・ハンター」のブースもフォトスポットになっており、“百獣の王座”に座って“なりきる”ことができるし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンや「007」シリーズの車の展示、映画「SPEED」の劇中バス乗車体験などもあり、時間を忘れてしまうほど楽しめそうだ。 ■「東京コミコン」とは 「コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典。 日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リー氏や、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームなど、多彩なセレブゲストが登場してきた。2024年は12月6日(金)~8日(日)の3日間、千葉・幕張メッセにて開催。 なお、本イベントに出展しているマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズの作品はディズニープラスで配信中。 ◆取材・文=田中隆信