大坂なおみ撃破の元世界4位アンドレースク 5年ぶりV王手「最高の気分」ストレート勝ちで決勝へ<女子テニス>
リベマ・オープン
女子テニスのリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)は15日、シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク228位のB・アンドレースク(カナダ)が予選勝者で世界ランク138位のD・ガルフィ(ハンガリー)を6-4, 6-2のストレートで破り、決勝進出を果たすと共に優勝した2019年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約4年9ヵ月ぶりのツアー優勝に王手をかけた。 【大坂なおみ撃破のアンドレースクが決勝へ リベマOP組合せ・結果】 23歳で元世界ランク4位のアンドレースクは負傷でツアーから離脱していたものの、前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で約10ヵ月ぶりに復帰。同大会では2試合に勝利し3回戦に進出した。 そしてサーフェスを芝に移し復帰2大会目としてリベマ・オープンに出場。第6シードのユアン・ユエ(中国)や元世界ランク1位の大坂なおみらを下し4強入りを決めた。 25歳のガルフィと顔を合わせた準決勝、アンドレースクは第1ゲームでいきなりブレークに成功。第4ゲームでブレークを返されたものの第7ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。 続く第2セットではファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得したアンドレースク。3度のブレークポイントを凌ぐとリターンゲームでは2度のブレークに成功し、1時間31分で勝利した。 女子テニス協会のWTA公式サイトにはアンドレースクのコメントが掲載されている。 「最高の気分。私が注いでいるすべての努力と忍耐力、そして決して諦めないことが本当に報われていると思う」 「試合全体を通して、とても良いプレーができたと思う。簡単ではなかったし、彼女は本当にいいプレーをした。彼女が少し怪我をしていたのは見ていて分かったけど、それで有利になるとは思わなかった。だから最後まで集中し、決して諦めないようにした」 勝利したアンドレースクは決勝で第2シードのL・サムソノヴァと第3シードのE・アレクサンドロワのどちらかと対戦する。この準決勝は雨天により第2セット終了時点で順延。スコアはサムソノヴァから6-3, 6-7 (1-7)となっている。
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