新幹線与党検討委「佐賀・長崎両県から意見聞く」 7月下旬までに聴取 九州新幹線長崎ルート・新鳥栖―武雄温泉の整備方針議論
九州新幹線長崎ルート新鳥栖―武雄温泉の整備方針を議論する与党検討委員会の森山裕委員長は19日、議論の促進に向けて佐賀、長崎両県とJR九州、佐賀市などの沿線自治体から直接意見を聞く場を、7月下旬までに設ける方針を明らかにした。 同区間を巡っては、昨年12月、検討委が国土交通省に佐賀県と協議するよう指示し、同月、平嶋隆司鉄道局次長と南里隆副知事らが協議したが進展はなかった。 その後、佐賀県が同区間を在来線を利用すること以外に関係者で合意されたものはない「未合意区間」とし、「地元で新たな合意形成を図るのも選択肢」と提起した。5月13日に佐賀、長崎両県とJR九州の地元3者のトップで意見交換したが新たな合意は得られなかった。 長崎県とJR九州からは国も交えた4者協議が提案されているが、佐賀県は地元合意を優先させる意向を崩していない。
大橋諒