ハリス氏集会、大物歌手や映画監督が応援 米大統領選
【AFP＝時事】民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス（Kamala Harris）副大統領は24日、スイングステート（勝利政党が変動しやすい激戦州）の一つ、ジョージア州での選挙集会に臨んだ。集会には、バラク・オバマ（Barack Obama）元大統領やロック歌手のブルース・スプリングスティーン（Bruce Springsteen）さんら、各界の著名人が登場した。 【写真18枚】ハリス氏の選挙集会に登壇したオバマ氏や俳優、映画監督など ハリス氏は、激戦州の集会でセレブリティーの力を借り、共和党候補のドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領を引き離したい考えだ。スプリングスティーンさんとオバマ氏は、アトランタ（Atlanta）郊外のクラークストン（Clarkston）の会場に集まった大群衆を前に共和党を批判した。 スプリングスティーンさんは「ドナルド・トランプはアメリカの暴君になるために出馬した」と発言。これは、再選で大統領権限を乱用する恐れがあると懸念する民主党議員やトランプ政権時の一部幹部の見方を反映した発言だ。 労働者階級の賛歌で知られるスプリングスティーンさんは「プロミスト・ランド（The Promised Land）」など3曲を披露し、ハリス氏への支持を訴えた。 ハリス氏は、富豪のトランプ氏を引き合いに自身の中産階級ルーツを強調。大統領就任後はインフレ対策を優先すると述べた。 参加者の大半が黒人だった同日の集会では、俳優のサミュエル・L・ジャクソン（Samuel L. Jackson）さんや映画監督のスパイク・リー（Spike Lee）さんも登壇した。ジョージア州での勝利には、黒人有権者からの支持が重要となる。 今回の大統領選への関心は高く、多くの有権者はすでに期日前投票を済ませている。ジョージア州でもすでに約220万人が投票済みだ。 米メディアの24日の報道によると、テキサス州ヒューストン（Houston）で開催される25日の集会には、歌手のビヨンセ（Beyonce）さんが登場する予定。人工妊娠中絶の権利の重要性を訴えるという。【翻訳編集】 AFPBB News
