大阪桐蔭と桐蔭学園、優勝候補が激突。全国高校ラグビー大会 準々決勝
3回戦は花園で4年連続の対戦となったノーシードの報徳学園(兵庫)を31-5と下して8強入り。ノーラックラグビーは健在で、FW、BK一体となったアタック、ディフェンスが持ち味だ。
一方、春の選抜でまさかの初戦敗退となった東福岡は、2回戦で光泉カトリック(滋賀)を47-3、3回戦で同じくBシードの茗溪学園(茨城)を41-28で下して、19大会連続のベスト8進出となった。接点の力強さと、グラウンドの幅を使った展開力が持ち味だ。
両校は花園で何度も対戦しており、これまで6勝4敗1分で、東海大大阪仰星が勝ち越している。なお、直近の対戦は101回大会の準決勝で、東海大大阪仰星が42-22で勝利している。
第3試合は大阪桐蔭(大阪第1)と桐蔭学園(神奈川)のAシード同士、『桐蔭』対決となった。今大会優勝候補筆頭の大阪桐蔭は、2回戦で長崎北陽台(長崎)を44-12、3回戦では倉敷(岡山)を69-0で勝利して、順調に勝ち上がってきた。
昨年度の王者・桐蔭学園も、2回戦で流通経済大柏(千葉)に48-7、3回戦は山梨学院(山梨)を46-0と零封し、こちらも安定して強さを見せてベスト8入りした。
春の選抜、ワールドユースも含めて15人制大会で「3冠」を狙う大阪桐蔭は、9人の高校日本代表がおり、今季は練習試合も含めて無敗。また、花園連覇を狙う桐蔭学園も高校日本代表候補が7人いる。
これまでの花園での通算成績は、桐蔭学園が4勝2敗とリードしており、前回大会で桐蔭学園が準決勝で対戦。25-0で勝つとそのまま優勝。対して、2018年度大会では大阪桐蔭が決勝で26-24と勝利して初優勝を飾っている。
今季、両校は2度対戦しており、春の選抜大会準決勝では13-7、サニックスワールドユース交流大会の決勝では17-15で、いずれも大阪桐蔭が僅差で勝利している。ともにFW、BKにタレントが揃う両チームだけに、今回もクロスゲームとなることは間違いない。