福岡市は全国有数のスイーツ激戦区!? どうしてこんなに福岡市にはスイーツ店が多いのか?
福岡県の洋菓子協会会長でもある「フランス菓子16区」のオーナーシェフである三嶋隆夫さんによると福岡の菓子文化発展には”シュガーロード”の影響が大きいと言います。シュガーロードとは、その名の通り貿易時に砂糖を運んだとされる「長崎街道」のこと。その中でも飯塚は甘味処の町として栄えました。そのきっかけとなったのはやはり「石炭」。炭鉱労働者にとって、甘いお菓子はエネルギー源になり、疲労回復面でも好まれたのだそう。筑豊地方の和菓子屋が大きく発展する礎となりました。
その飯塚エリアで発展したお菓子をお土産として博多に持ち帰る人たちが、福岡市でお菓子文化を広めていったのではないか?と言われています。しかも博多はうどん・そば・饅頭などの粉もの文化の発祥地でもあります。砂糖文化と粉もの文化が合わさり、ますますお菓子文化が発展していったのかもしれませんね。(三嶋シェフや、中村調理製菓専門学校校長のご意見をもとに総合的に判断) さらに、博多には流行りのものではなく、こだわりを持ったスイーツを作る職人が多いのもスイーツ店が多い要因のひとつでは?と三嶋会長は話されていました。
若きオーナー激戦区になぜ?
スイーツ店がひしめく福岡で、あえて出店する若きオーナーシェフもいます。 2020年にオープンした「BON POINT BLEU」。九州産のちょっといい食材を使った美味しいスイーツを販売しています。
オーナーの丹後さん曰く、九州にはスイーツに使える魅力的な果物が多く、個性的な人、チャレンジ精神を持った人も多いので、スイーツに限らず、コラボ企画なども多いとのこと。これからも、様々なコラボでますます新たな商品が生まれること間違いなし!ですね。 〇BON POINT BLEU 福岡市中央区高砂1-15-7
◎ジョナサン・シガー
RKB毎日放送「タダイマ!」では「ジョナサン・シガーのWhy Fukuoka people!?」のレギュラーリポーターとして、県外の人が福岡に来た時、不思議に感じる“福岡あるある”について調査する特集を担当。「ジョナサン・シガーのWhy Fukuoka people!?」は、情報ニュースバラエティ「タダイマ!」の人気特集である。