水戸の“レジェンド”、GK本間幸司が47歳で現役引退を決断…J2史上最多576試合に出場
水戸ホーリーホックは25日、同クラブに所属するGK本間幸司が、2024シーズンをもって現役を引退することを発表した。 【ハイライト動画】本間が最後にピッチに立った昨季の東京V戦 本間は1977年4月27日生まれの現在47歳。茨城県日立市出身で、水戸短大附属高校卒業後、1996年に浦和レッズへ入団した。浦和では3シーズン半プレーしたものの、公式戦での出場機会を得ることはできず、1999シーズン途中に水戸へ完全移籍。当時JFL(日本フットボールリーグ)に在籍していたクラブのJリーグ入りに貢献すると、以降も長年にわたって水戸の守護神に君臨した。 2019シーズン以降はバックアッパーに回ることが多くなり、最後に公式戦のピッチに立ったのは昨年4月に開催された明治安田J2リーグ第12節東京ヴェルディ戦(●0-2)まで遡る。だが、唯一無二のベテランとしてチームとクラブを支え、ピッチ内外で大きな貢献を果たしてきた。これまでJ2リーグでは通算576試合に出場しているが、これは同リーグにおける最多出場記録となっている。 現役引退の発表に際し、本間はクラブを通してコメントを発表。次のような言葉で自身の率直な思いを明かした。 「今シーズンをもちまして現役を退く決断をしました。29年という長い間プレー出来たのは、心から愛するクラブでプレー出来たことが大きいです。たくさん試合に出させてもらい、40歳を超えてからはピッチでチームを助けることは少なくなったけれど、自分なりにクラブのために全力を尽くし支えていけたかなと思っています」 「大勢の人達に支えられてここまでやってこれました。感謝しています。詳しくは会見でお話しさせてください。残り6試合、最後まで全力で闘っていきます。 よろしくお願いします」 現在、水戸は2024明治安田J2リーグ第32節終了時点で10勝9分13敗の成績を残し、勝ち点「39」を積み上げて現在14位につけている。残るリーグ戦は6試合となったが、“レジェンド”がピッチに立つ姿は見られるだろうか。
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