気迫のプレーで優勝をもたらした田淵広史「赤窄GKコーチやみんなの分まで頑張らないといけなかった」【第29回全日本フットサル選手権|ミックス/名古屋オーシャンズvs立川アスレティックFC】
3月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて第29回全日本フットサル選手権大会の決勝戦が行われ、名古屋オーシャンズと立川アスレティックFCが対戦。名古屋が6-2で勝利し、5年ぶり6度目の日本一の座に輝いた。 【ハイライト】名古屋オーシャンズ vs.立川アスレティックFC 今大会、すべての試合でゴールマウスを守った田淵広史。最後に逆転での優勝を果たしたリーグ戦では、ベテランの篠田龍馬が起用されることが続いていただけに、この全日本選手権へ懸ける思いは人一倍強かった。その思いをピッチで体現するかのようにチームに流れを手繰り寄せる好セーブを連発し、優勝に大きく貢献した。そして、今シーズン限りで赤窄孝GKコーチがクラブを去る。ブラジルから来日して以来、長年指導を受け続けた恩師に最後のタイトルを贈ることもでき、どんな心境でいるのか。 試合後、田淵に話を聞いた。
篠田選手がたくさん力をくれた
──優勝おめでとうございます。今シーズンのリーグ戦は篠田龍馬選手の出場機会が多かったなか、この全日本選手権は個人として気持ちの入る大会だったのでは? ありがとうございます。シーズン途中からなかなかプレータイムがなかったですが(リーグ戦が終わってからは)この選手権に向けて、いい準備をしてきました。試合に出ていない時はチームのために声かけをしたり、篠田龍馬と話し合いながらやってきたからこそ、最後の大会で僕がチャンスをもらった時は篠田選手がたくさん力をくれました。それでタイトルをとれたことは、うれしかったですね。 ──GKチームとしても充実した大会になった。 そうですね。赤窄GKコーチが今シーズンで退任ということになりましたけど、赤窄GKコーチやみんなの分まで頑張らないといけないなと思いました。7年間お世話になったコーチなので、最後にこのタイトルを絶対に取りたいと思いました。 ──この決勝戦でも、決定機を何度も止めるシーンがありました。どんな思いでゴールを守っていましたか? シュートは結構来ていましたけど、チームのために、退団する人のために止めないといけないと思ってやっていました。2失点してしまいましたけど、勝ててよかったです。
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