小祝さくら、古江彩佳のドライバーを“完全再現”してプロが試打! 飛ばしの秘密をクラブから探ってみた
誰が打ってもやさしく飛ばせる
「クラブを短く、軽くして振りやすさを重視した組み合わせ。短いぶん、一発の飛びは落ちますが、確実にフェアウェイをとらえて、その中で最大限飛ばしたいという意思が伝わってきます。シャフトもクセがないので、自分で球をつかまえにいくというより、クラブが勝手につかまえてくれる。グリップも軽めのモデルで、しっとりしていて握りやすいわりにトルクが少なくて方向性を出しやすい。かなりやさしい組み合わせですが、HSが速い人でもスピン量はそこまで増えないので、幅広いゴルファーが使えると思います」(山崎)
ナイスショット5球の平均 ・HS:42.8m/s ・キャリー:208.7Y ・飛距離:231.2Y ・初速:60.9m/s ・打ち出し角:9.8度 ・高さ:20.1Y ・スピン量:2637rpm
「シャフトはツアーでの使用率が高いだけあって振りやすく、『B3 MAX』は大きめのつかまり顔。ちょっとアップライトでつかまるイメージが持てるし、慣性モーメントが大きくてやさしい。フェースのミーリングのおかげか、ボールがくっつくような軟らかな打感でコントロールしやすいのに初速はしっかり出る。フェースローテションなど余分なことをせずにオートマチックにドローが打てて、曲がらずに思ったところにボールが運べて、なおかつ飛ぶ。アマチュアの方に参考になる、王道のスペックだと思います」(勝又)
試打後の印象
「『スピーダーNXグリーン』は国内女子ツアーでの使用率が高いだけあって、ものすごく振りやすい。ヘッドが大きい分、実際の長さよりも短く感じるので、もう少し長くても全然いける。フェースのどこに当たっているか分からないくらい、やさしい組み合わせだと思います」(勝又)
PHOTO/Takanori Miki、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa THANKS/GOLF PLACE ※週刊ゴルフダイジェスト11月26日号「女子プロのドライバー打ってみた!」から一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト