【徹底解説】ポイント5大経済圏の最新状況 物価高に負けないポイ活の攻略法
こう指摘するのは、ポイント交換案内ポータルサイト「ポイ探」代表取締役の菊地崇仁さんだ。また、dポイントはメルカードやメルペイなどを提供するメルカリとも提携している。 もともとVポイントは三井住友グループの共通ポイントサービスだったが、2024年4月にカルチュア・コンビニエンス・クラブのTポイントを統合して規模が拡大した。自前の携帯電話サービスを有していないのがネックだが、対象の三井住友カードで対象コンビニ・飲食店で最大7%のポイントが付く。三井住友銀行のOliveアカウントでも、所定の条件を満たせばポイントが貯まっていく。 PayPayは言わずと知れたコード決済の最大手で、同社のコード決済やクレジットカード、傘下の金融機関(PayPay銀行、PayPay証券)の利用でポイントが貯まるのは当然のこと。ソフトバンクの連結子会社だから、同社携帯電話やYahoo!ショッピングの利用もポイント付与の対象に。また、同じく関係性の深いLINEポイントとの交換も可能だ。 なお、アマゾンではPayPayによる決済も可能で、同eコマースでもPayPayポイントを貯められる。これに対し、前述したdポイントは事前に連携手続きさえ済ませておけば、アマゾンで5千円以上買い物すると付与される仕組みに。 ■KDDIの異なる戦略 一方、au経済圏で貯まるPontaポイントは、三菱商事の関連会社であるロイヤリティマーケティングが発行している。同社は2019年12月にKDDIと資本業務提携。これを機に、au WALLETポイントがPontaに統合された。 「KDDIは三菱商事とローソンの共同経営に乗り出すなど、他の経済圏とは異なる戦略を採っています」(菊地さん) 大手通信の中で、傘下にコンビニを有するのはKDDIのみ。auの携帯電話ユーザーで最寄りのコンビニがローソンという人なら、Pontaポイントに的を絞るのが有利だろう。 ただ、ローソンではポイントカード(アプリ)を提示するだけで、d払いでなくてもdポイントを貯めることも可能だ。ファミリーマートでも、事前登録を行えば、ファミペイのバーコードを提示するだけでdポイント、Vポイント、楽天ポイントのいずれかを付与してもらえる。