仕事で「ChatGPTを使いこなせる」人の「考え方」 成果を出すコツは「型」と「系統」にあり
事例:文章や資料の作成/質問への回答/情報収集 など ・強化型:人間の能力を伸ばす 目的:ChatGPTで人間の能力を伸ばします。より多くのアイデアを考えたり、相談しながら発想を展開させたり、広く深い情報収集などがあります。 事例:アイデア出し/壁打ちの相談/調査や翻訳 ・自動型:同じ作業を繰り返す 目的:一定のルールに沿って決められた作業を繰り返します。または、決まった作業を行うプログラムやマクロを生成します。
事例:毎日・毎週・毎月で行う作業の自動化 このように「型」には「代行型」「強化型」「自動型」の3種類あります。これをChatGPTを利用したい目的に当てはめてみましょう。普段行う業務の中で3つの型に該当する作業があるはずです。 ■できることを理解する「系統」 「型」でChatGPTを使う目的を決めたら、次は「ChatGPTができること」を考えます。ChatGPTに対して魔法の杖のような万能感を抱く人もいますが、実際はできることが限られています。そこでChatGPTでできることを「系統(ケイトウ)」として、6種類にまとめました。
「系統」つまり「できること」は、下記の通りです。 ・調査系:わからないことを調べる 活用事例:事前調査として、「問題をどう解決するか」「不明点をどうやって把握するか」などを調査します。 ・生成系:成果物を作成する 活用事例:文章、図解、画像などを生成して、業務において説明や提案を行う成果物を作成します。 ・対話系:対話しながら考える 活用事例:ChatGPTと対話をしながら、完成度を高めます。人間との対話は時間や場所や回数における制限がありますが、ChatGPTなら自由に相談できます。
・チェック系:問題がないか確認する 活用事例:大量のデータから問題がないかを調べて、修正します。または要約(サマリー)をしてもいいでしょう。 ・分析系:傾向や特徴を探る 活用事例:完成した成果物や実行した施策で得られたデータを分析して、課題や改善点などを探ります。 ・プログラミング系:プログラムの生成 活用事例:プログラミングによって一連の作業を効率化したり、ルールが決められた作業を自動化します。 以上のように、6つの「系統」がChatGPTにおいて実行できる作業です。自分が行いたい業務が、これらの系統に該当するか事前に調べておきましょう。