【大学野球】明大・宗山塁がケガで出場機会はなくても…神宮で展開された「チーム宗山」
宗山が抜けた遊撃を守る人材
宗山が抜けた遊撃は津田基(2年・近江高)、光弘帆高(2年・履正社高)がレギュラー候補。同じ右投げ左打ちで、シュアな打撃と安定感ある守備力が持ち味である。田中監督は「多少、津田のほうが、足がある。オープン戦は2人を併用しており、開幕まで争いになる」と期待する。この日「七番・遊撃」で先発した津田は第1打席で一塁内野安打を放ち、守備も無難にこなした。6回裏から出場した光弘は高校3年時に高校日本代表でプレーした実績があり、ハイレベルな競争が続く。 東京六大学リーグ戦は4月13日に開幕。明大は同20日からの第2週、東大との開幕カードが組まれている。昨春以来のV奪還を目指す2024年のスローガンは「輪~神宮を紫紺に~」。主将・宗山がグラウンドでプレーできない中で、全部員が結集して戦いに挑む「チーム宗山」の真価が問われる春となる。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール