クリスマスの女王ことマライア・キャリー、わがままディーバの噂をやんわり否定
クリスマスソングの名曲「All I Want For Christmas Is You」の大ヒットのおかげで、毎年この時期になると「クリスマスの女王」としてマスコミを賑わすマライア・キャリー。12月以外は「わがままディーバ」の肩書きがつくことが多い。宿泊するホテルに入るのに「リムジンから建物の入り口までレッドカーペットを敷いて、その縁に白いキャンドルを並べること」と要求したとか、クリスマスツリーの点灯式に出席するのに「到着時に百羽の白い鳩を空に飛ばして」と言ったとか、さまざまな噂が飛び交っている。驚きのおねだりエピソードを持つだけに、クリスマスプレゼントにもうるさそうなイメージだが、本人はそうは思っていないよう。 【写真】クリスマスの女王! マライア・キャリーの人生を辿るフォトアルバム
最近ラジオ番組に出演したマライア。DJから曲のタイトルにちなんでクリスマスプレゼントに欲しいものを聞かれると「私はプレゼントを用意するのに手がかからない人だと思う。なぜなら大切なのはプレゼントに込められた思いだと考えているから」と回答。「陳腐に聞こえるかもしれないけれど、本当にそう思う。誰かが時間を割いて何かを買ってきてくれるなら、それは大きなこと」。その人の思いがこもっていれば、どんなものでも嬉しいと語った。
「All I Want For Christmas Is You」がリリースされて今年で30年。番組ではこの曲をレコーディングしたときの思い出も披露した。マライア曰く「スタジオがクリスマス仕様になっていたのを覚えている。バックシンガーたちと一緒にバックコーラスのパートを歌ったんだ。そのときのことは鮮明に覚えている」「素晴らしい瞬間だった。スタジオで体験した最高の瞬間の1つだった」と語っている。バックシンガーたちとの一体感を楽しんでいるようにも聞こえるが、マライアはあるテレビ番組でバックシンガーを一喝したという逸話も持つ。理由はそのシンガーの声が自分よりも目立っていたから。「私のパートを歌わないで」と叱り飛ばしたという。
マライアは今年も「Christmas Time tour」を開催、アメリカ各地のステージでこの曲を始めとするクリスマスソングの数々を熱唱する。千秋楽は12月17日。クリスマスの女王なのに、というかクリスマスの女王だからかクリスマス当日やイブはステージに立たず、ツアーが終わったらコロラド州のアスペンの高級スキーリゾートでホリデーを楽しむのが彼女の定番である。昨年秋に長年の恋人ブライアン・タナカと破局、昨年のクリスマスバカンスは子どもたちと過ごしていたマライア。今年はどんなクリスマスを迎えるのか、続報を待ちたい。