温めると脂肪が燃焼するわけではなかった!? ダイエットの思い込みを専門家に聞いてみた!
ダイエットにまつわる都市伝説、あなたはどこまで信じている? 今回は、3つのダイエット都市伝説について、ボディワーカーの森拓郎さんにお話を伺った。信じているダイエット法が、実は間違っているかも…。 【写真】最速で痩せるために欠かせない5つのダイエット習慣 ▼森拓郎 トレーニング至上主義であるフィットネス業界に疑問を感じ、運動の枠だけにとらわれない独自の角度からのアプローチにこだわりを持つ。ファッションモデルや女優などの著名人の支持を集めている。
有酸素運動は20分以上やらないと効果ない?
運動は、糖質と脂質の両方をエネルギー源として利用しますが、息が切れない程度の有酸素運動においては、20分を超えるあたりから脂質の利用割合が高くなるため、20分以上の運動が推奨されるという説があります。しかし、実際には20分未満の短時間の運動でも脂肪は消費されており、例えば10分の運動を3回行う場合と30分の連続した運動の場合では、効果に大きな違いはないとされています。また、痩せるかどうかは運動時間だけでなく、食事を含めたエネルギー収支によるものであるため、20分未満の運動でも痩せることは可能ですし、逆に20分以上運動しても痩せないこともあります。
温めると、脂肪が燃焼する
温めることで汗が出てむくみが軽減することはありますが、脂肪自体が減るわけではありません。脂肪細胞が分解されるためには、ホルモン感受性リパーゼが活性化される必要があり、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されなければなりません。温めるだけではこの過程は十分に進行しません。
ストレッチをすると痩せやすくなる
ストレッチを行うことで、姿勢が改善されたり、筋肉の状態が良くなることで、むくみが解消されて体重が減ることはありますが、これは体脂肪が減ったわけではありません。