11月11日は「ヘコアユの日」 札幌の水族館でイベント開催中
11月11日の「ヘコアユの日」に合わせ、狸小路商店街(札幌市中央区)の水族館「AOAO SAPPORO(アオアオサッポロ)」で、その生態や魅力に迫るイベント「ひらひらヘコアユまつり」が開かれている。 ヘコアユは体長15センチほどに成長する魚で、細くて薄い体が特徴。頭部を下に向けた「逆立ち」の姿勢で揺らめくように泳ぎ、海藻やウニのとげに擬態をするとされる。 イベント期間中は定時の「食事タイム」でエサに素早く群がり、ホースのような口で食べる姿が観察できるほか、幅約4メートルの水槽前に写真撮影用の特製ヘコアユお面も設置され、人気を集めている。9、10日の午前11時11分に、生態などを学べるトークショーもある。 AOAOは開業した2023年、ヘコアユの姿に似た「1」がそろう11月11日を、日本記念日協会に「ヘコアユの日」として申請し、認定された。広報担当者は「ひらひらとした泳ぎを観察し、生物の多様性に触れてほしい」と呼びかけた。イベントは11日まで。【谷口拓未】