完璧主義者は症状が出やすい!?「更年期障害」になりやすい性格、環境とは?【チェックリスト】
40代に入ってから、「なんとなく不調…」という状態が続いている方は少なくないはず。 それはもしかしたら「更年期」かも? 女性なら誰しもが経験する「更年期」ってそもそも何なのか、できるだけ不調なく過ごすために何をすればいいのか? 数々のメディアで活躍する産婦人科医・高尾 美穂さんの著書『更年期に効く 美女ヂカラ』から、知ってるようで知らない更年期のお役立ち情報を厳選してご紹介します! 藤原紀香が明かす美の秘訣「年齢を重ねれば体調も崩しやすい。だからこそ、自分のためのひと手間を」
更年期のサイン
《月経周期の乱れは閉経が近づくサイン》 閉経が近づくもっともわかりやすいサインは、月経周期の乱れです。正常な月経周期は、25~38日ですが、更年期に入ると周期が短くなったり、反対に2~3ヵ月に1回になったりと、次の月経がいつくるのかわからなくなることが増えてきます。また、卵巣機能の低下でホルモン分泌が不安定になると、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるために大量出血や不正出血が起こることも。 ただし、閉経までのプロセスには個人差があり、さまざまなケースがありえます。
閉経前後には多種多様な症状が押し寄せる
閉経前後に心身に現れる不調は200種類以上ともいわれるほど多種多様です。 ■ 運動系症状…肩こり、腰痛、関節痛など ■ 血管運動神経系症状…ホットフラッシュ、動悸、冷えなど ■ 精神神経系症状…不眠、うつ状態、イライラなど ■ 消化器系症状…食欲不振、胃もたれ、便秘など ■ 泌尿器・生殖器系症状…月経異常、尿もれ、頻尿など ■ 皮膚・分泌系症状…皮膚・粘膜の乾燥、口の渇きなど
40 代半ばごろからエストロゲンの分泌が減り、自律神経の働きが乱れることで、のぼせや異常発汗などの症状が出始めます。
人それぞれの更年期症状
《更年期症状は人それぞれ 不調が出ない人もいる》 「更年期」は全ての女性に訪れるものですが、「更年期症状」には個人差があります。「更年期障害」と診断されるほどつらい症状に悩まされる人もいれば、何事もなく更年期を終える人もいます。この違いには体質だけでなくその人の置かれた環境や性格など様々な要因があると考えられています。 PMSや月経痛、つわりなどと同様、更年期症状も人それぞれです。「なぜ自分ばかり」と悲観せず、個性だと考えてみましょう。