意気込む三宅裕司（左）、小倉久寛

　俳優の三宅裕司（73）が16日、東京・池袋のサンシャイン劇場で主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター創立45周年記念第62回本公演「ニッポン狂騒時代～令和JAPANはビックリギョーテン有頂天～」（同所で17日～27日）の公開稽古に出演する小倉久寛（69）らと出席した。 　1960年代の東京を舞台にカヴァーポップスブームを起こした訳詞家・山南寛治、安保反対を掲げる学生運動家・拓真らで展開される、三宅演出のミュージカルアクションコメディー。 　稽古前、取材に応じた三宅は、劇団45周年に「こんなに長く続くと思ってなかった」と感慨深げ。小倉は「あっと言う間にたっていた。僕は三宅さんみたいに苦労して悩んでない」と語ると、三宅は「（小倉は）苦労してできあがった本を適当にやる」とすかさずツッコミ。小倉は「だいたいあってます」と認め”コンビ仲”の良さを見せた。 　今後の50周年に向けて、三宅は「ここまで来たら行きたい。50周年は2人でバク転するか」と仰天プランも口にした。 　公演中、70歳の古希を迎える小倉は「昔から老けて見られた。60くらいから若い、と（言われる）」と苦笑し、三宅も「やっと見た目が付いてきた」と笑わせた。 　11月8～10日のAiiA 2・5 Theater Kobeで行われる神戸公演は、神戸出身の女優・浅野ゆう子（64）がスペシャルゲストとして出演する。