北米TOYOTA GAZOO Racingが新型GRカローラTCレースカーを発表
TCアメリカシリーズにあわせ込んだベース車両を開発
TOYOTA GAZOO Racing North Americaは、ノースカロライナ州ムーアズビルにあるGRガレージで新型GRカローラTCレースカーを発表した。 【写真はこちら】新しいレースプラットフォームの導入により、GRのステップアッププログラムを確立(全3枚) 今回発表された車体は、2025年から始まるTCアメリカシリーズにおいて、従来のTCXクラスとTCクラスを統合した単一のクラスに参戦するために開発されたものだ。 この新型GRカローラTCレースカーは、トラックデイ愛好家や競技者向けに設計されており、量産型のGRカローラをベースに一連のレース用アップグレードを施している。 1.6L 3気筒ターボエンジン、8速GAZOO Racingダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)、およびGR-FOUR全輪駆動システムを搭載。GRガレージチームが各車両にわたって広範なレース仕様の改良を施されており、SROのTCアメリカシリーズでの競技に対応している。 これらのアップグレードには、アルコン製6ピストンフロントブレーキおよび2ピストンリアブレーキ、TGRNAによって設計されたカスタムマクファーソンストラット、JRiデュアルアジャスタブルショック、さらにはさまざまな空力改善が含まれているという。 車両の駆動系、パワーマネジメント、ABSはボッシュモータースポーツエレクトロニクスにより制御されており、安全性を高めるために、FIA承認のロールケージ、OMP製ファイバーグラスシートと6点式ハーネス、OMPの電子制御式消火システムが装備されている。 この新しいレースプラットフォームの導入により、TOYOTA GAZOO Racing North Americaのスポーツカーのステップアッププログラムを確立。同社のスポーツカーレースプログラムを拡大していくという。
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