見つけたら即購入の音楽Tシャツ6選。島津由行さんによるグラフィックT語りも!
見つけたら即購入! グラフィックTシャツは一期一会だ。そしてその背景にまで惚れ込んでしまったらもう手放せない。 ▶︎すべての写真を見る 特にバンドTは、ライブ会場で買うのもいいけれど、音楽にまつわるドキュメンタリー写真や広告、人物などのオマージュTには、ひと味違うエネルギーが宿る。一枚で着てインパクトも十分だ。 そんな愛し続けたい名品を、Tシャツマスター・島津由行さんが教えてくれた。
見つけたら即購入のバンドT
70~80年代のニューウェーブやポストパンクをテーマにした東京・奥沢にあるギャラリー兼ショップ。その5周年記念もの。これまでコラボしたバンドやプロジェクトをプリントする。
90年代のブリットポップがテーマ。オアシスのリアム・ギャラガーにフィーチャーした、力強いバックプリントが目に留まる。
エレキギターの歴史を牽引してきたフェンダーの世界初となる旗艦店では、オフィシャルTも展開。70年代の広告を大胆にプリントしたポップなアレンジが秀逸だ。
写真家・鋤田正義氏が1977年に撮影したUKパンクのアイコンのひとり、“ジョーダン”をプリント。エキシビジョンに合わせて発売された貴重なモノクロームT。
セックス・ピストルズの親衛隊でもある写真家サイモン・バーカーの伝説的な写真集「PUNK’S DEAD」。その収録写真をプリントしたTシャツが今春、日本初の写真展を機に登場した。70年代パンクシーンが蘇る。
島津由行さんのグラフィックT語り
最近は、70年代のパンクシーンを切り取った写真集やエキシビジョンに関連したTシャツが発売されたり、東京のファッションブランドが集結したショップがオープンしたりと、Tシャツにまつわるトピックが尽きません。 個性あるカフェのオリジナル系も注目度が高いですし、古き佳きモチーフを再現したスケートTも個人的に気になります。
オリジナリティにこだわるなら、美術館に足を運ばないと入手できないアート系も狙い目。 昨今は、ヴィンテージが驚くような高値で売られていますが、市場価格が価値のすべてではありません。現行品でもとても面白いTシャツが溢れているのです。
グラフィックTシャツの魅力は、いつの時代もそこに込められたメッセージだと思います。オーシャンズ世代ならその背後のストーリーもきっと気になるはず。 あれこれ想像して袖を通せば気分が上がる。それが醍醐味です。 品田健人=写真 島津由行=スタイリング 長谷川茂雄=編集・文
OCEANS編集部