ロータスはビスポークの可能性を示唆する「エレトレ」と「エメヤ」を特別展示!【東京オートサロン2025】
世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン」の常連であり、毎年何かしらの新しい話題を提供してくれるロータス。2025年となる今年は……公式カスタマイズの可能性を示唆するカッコよすぎる2台がやってきた! 個性の異なる2台のEVを展示 【写真】ロータスの最新EV「エメヤ」と「エレトレ」 ロータスブースには最新モデルとなる2台のEVが展示。だが、それぞれが発散する雰囲気は真逆そのものといえる。シックな電動SUV「エレトレ」と、ド派手な電動GT「エメヤ」がそれだ。 エレトレは、ブラックボディのいたるところにゴールドのアクセントストライプが入るのが特徴。そう、これはもちろん70年代後半にF1で圧倒的な強さをみせた「タイプ79」をオマージュしたものだ。グラマラスなエレトレのボディをシャープに引き締めるとともに、栄光の歴史までを思い起こさせるのだからファンにはたまらない。ボディサイドには小さなタイプ79のシルエットが、Cピラーには大胆に再解釈されたユニオンジャックが描かれる。 一方、エメヤはボディ前半をピンク、後半をオレンジに塗り分けた仕様。それぞれをつなぐBピラー周辺のグラデーションが美しい。これは「エメヤ ブロッサム」と名付けられたモデルで、イギリス本国にあるコーリン・チャップマンの庭園に咲き誇る、ダリアとバラをイメージしたものだという。咲き誇る花々の繊細な色合いを表現したピンクとオレンジのシームレスなつながりは、手塗りによって表現。パープルのインテリアも見所といえるだろう。 ベースになったのは「エレトレS」と「エメヤS」。いずれも昨年の北京モーターショーで発表されたクルマを、特別にオートサロンへ持ち込んだものだという。両車ともコスメティック系のカスタムにフォーカスしたクルマのため、エンジンやサスペンションなど、走行性能に関するチューニングは施されていない。 このカスタマイズプログラムは近い将来日本にも導入され、エミーラを含めて展開される予定。本格導入を前に、ぜひ会場でじっくりチェックしてほしい。
MotorFan編集部