ハイバイ20周年「て」チラシビジュアル&岩井秀人コメント到着「見納めとしてもお勧めです」
「ハイバイ20周年『て』」のチラシビジュアルが公開された。 併せて、作・演出を担い、出演もする岩井秀人のコメントが到着。「2008年に初演し、ハイバイとわたくし岩井のその先の方向を決定づけた作品『て』の再演となります。ご覧いただいた方からは、『我が家の風景、なんで知ってんだあ!涙』と、ありがたい悲鳴をいただけるこの作品も、誕生から15年経ち、さすがに家族って進化したのかなと思いきや、全然世の中の家族問題、なくならないっすね。『家族だから許せ』的な考え方をやめたらいいのに、と思いながらも、それでも最終的にこの作品が『願い』や『許し』について扱ってることに救いを感じつつ、またイチから作り直したいと思います。『なんか面白いらしいけどどうなんだ』と思ってる方は、身近な人で見たことがある人に聞いてみてください。面白いぞと、説得されてください。見たことない方は、とにかく見に来てください。後悔はさせません。させたらすみません。僕自身が演出し、僕自身が出演するのはこれで最後にするので、見納めとしてもお勧めです。お待ちしております!」と思いを述べた。 【画像】ハイバイ20周年「て」出演者。上段左から大倉孝二、伊勢佳世、田村健太郎、下段左から後藤剛範、川上友里、岩井秀人、小松和重。(他1件) 岩井の実の家族をモデルにした「て」は、ハイバイの代表作。劇中では、祖母の認知症をきっかけに実家に再集合した4人兄妹が、過去の関係を清算しきれず、“お互いの分かり合えなさに沈んでいく”様を描いた非喜劇が展開する。2008年の初演以来、上演が重ねられてきた同作が、今回は“完全版”としてキャストを一新して上演される。出演者には大倉孝二、伊勢佳世、田村健太郎、後藤剛範、川上友里、藤谷理子、板垣雄亮、岡本昌也、梅里アーツ、乙木瓜広、岩井、小松和重が名を連ねた。 ハイバイ初となる東京・本多劇場での公演が12月19日から29日まで行われ、その後、来年1月8・9日に富山のオーバード・ホール 中ホール、18日に高知・高知県立県民文化ホール グリーンホール、2月1・2日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで公演が行われる。 ■ ハイバイ20周年「て」 2024年12月19日(木)~2024年12月29日(日) 東京都 本多劇場 2025年1月8日(水)~2025年1月9日(木) 富山県 オーバード・ホール 中ホール 2025年1月18日(土) 高知県 高知県立県民文化ホール グリーンホール 2025年2月1日(土)~2025年2月2日(日) 兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール □ スタッフ 作・演出:岩井秀人 □ 出演 大倉孝二 / 伊勢佳世 / 田村健太郎 / 後藤剛範 / 川上友里 / 藤谷理子 / 板垣雄亮 / 岡本昌也 / 梅里アーツ / 乙木瓜広 / 岩井秀人 / 小松和重