2024年の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから6時間が過ぎた。レースも終盤に入ったが、30号車Team HRC with Japan Postが独走態勢を築いている。 【ギャラリー】今年もアツい！　2024鈴鹿8時間耐久ロードレース 　30号車HRCは4時間経過時点で、2番手の1号車YART YAMAHA以外のチームに対して、すでに1周の差を築いていた。そこからもHRCのペースは落ちることなく、MotoGPライダーのヨハン・ザルコはここに来て2分7秒台のレースタイムを記録するハイペースぶりを披露した。 　HRCは名越、そして高橋とバトンをつなぎ、6時間が経過した時点で独走態勢。2番手には約36秒差で1号車YART YAMAHA、そして3番手は1スティントが若干長い12号車Yoshimura SERT Motulが続いた。4番手が2号車DUCATI Team KAGAYAMAだ。 　なお12号車Yoshimura SERT Motulには、5時間半頃に一度ピットストップに関して審議対象になっていることが通達された。表彰台を争っているだけに、審議結果やペナルティの有無が気になるところだ。 　なお　5号車F.C.C. TSR Honda Franceは5時間を過ぎたところで、緊急ピットイン。3時間20分ごろにデグナーでスリップダウンで転倒を喫してしまったあと、修理などをせずにライダーを交代して走り続けていたものの、ここでピットへ戻らざるを得なかったようだ。チームは修復を10分足らずで終えてレースへ復帰。ただ順位は27番手まで大きく後退した。 　鈴鹿8耐はあと2時間でフィニッシュを迎える。レースはセーフティカーも出動しないクリーンなモノが続いているが、果たして“マモノ”は現れるだろうか？　最後まで注目だ。