全日本ラリー「モリゾウチャレンジカップ」唐津はメカニックさんのおかげで無事完走!【元SKE48梅本まどかのラリー日記006】
唐津は高速コース+障害物(苔・土・水)も多くコースが読み切れない
第1戦のラリー三河湾では、クネクネとした道でしかも幅も狭く、苔もあり、基本的に「危ない」という意識が高くなるコースばかり。 全開でイケイケ! 直線が長い! なんて場所はありませんでした。サーキットなどはちょっと別ですが、そういった林道はなかったのです。 逆に今回の第2戦の唐津は道幅も広く、直線もあり、踏んで行ける場所がある一方で、苔や土、水が出ている箇所などもあり、レッキでどれだけ拾えてインフォメーションがとれるかという所が大事でした。拾えた部分もありますが、上手くレッキができず今回はかなり苦戦してしまいました。
SS1で…クラッシュ! ホイールとアームにトラブル発生
SS1の「MIKAERINO TAKI」は10.37km。 1本目なので慎重にいっていましたが、6km過ぎた地点、左コーナの頂点あたりで星選手から「あ!」という声が聞こえてきました。 そのまま滑っていき、左側から岩壁にぶつかりました。 もう「あ!」という声が聞こえた瞬間に、これはヒットするとわかっていたので構える事ができ、当たってすぐ星選手の安否を確認。 ドライバー側がぶつかった経験がなかったので少し心配でしたが、星選手から「大丈夫です」とすぐ返事があった事にまず安心しました。 次に車が動くかどうかです。 思っていた以上に動けそうではありましたが、異音もします。しかし、コースはまだあと半分くらいあるけど動かせる?と聞くと、遅いペースならと。 1分後には次のクルマが来てしまうため、ハザードを出し、注意しながら走り切りました。 途中、運良く広い道で2台抜いていってくれたのもラッキーでした。 狭い道だとライバルたちの走りを邪魔してしまうので、タイミングも良かったのです。 なんとかSS1を走り切り、クルマの状態をみると…ホイールが割れていました。 幸運なことにタイヤはパンクしていません。しかし、ストップの場所からすぐの場所だったため、この場所でタイヤ交換をしたり他箇所もしっかり確認するにはリスクがあると思い、広い場所まで移動してからタイヤ交換することに。 ぶつかってからほぼ真っ直ぐ走る事ができなかったのですが、ここは星選手のドライビングに助けられた部分が大きかったです。 タイヤ交換は三河湾でもやっているのですぐに対応できたのですが、タイヤを外してみるとアームも折れていたり、いろいろダメージを負っている事がわかりました。 とりあえず、タイヤを装着してみて走れるかどうかを試し、再度広いところで確認。 写真も撮り、サービスパークで待つメカニックさんに送りました。