全日本ラリー「モリゾウチャレンジカップ」唐津はメカニックさんのおかげで無事完走!【元SKE48梅本まどかのラリー日記006】
タイムより「サービスパークへ戻る」が最優先
この次のTC(タイムコントロール)への遅着ペナルティより、安全にサービスパークに帰る事を優先し、SS2の「AMANOGAWA 1」に向かいました。 JN4クラスの間で戻ることができ、距離もSS2の「AMANOGAWA 1」が4.95km、SS3の「SAYO LAKE 1」7.58kmとそこまで長くないので、追いつかれることなくSS2とSS3を走り切れました。 少しここでホッとしたのですが、走り切れた代わりにマシンへのダメージが大きかったのか、異音が大きくなり、次第に煙が出るようになりました。 割れてしまったアームがタイヤやホイールと接触し、削れた事が理由でした。 SS3の後はリフューエルと呼ぶ給油をしに行くのですがここにはオフィシャルの方がチェックしています。 ここで「このタイヤはもうパンクするから、タイヤ交換しないなら走る事を許可できない」と言われ、給油後すぐにタイヤ交換。 実は、SS2の前もオフィシャルの方に「ホントに走れるんだな!?」と確認されました。 走れないと、この後の車両に迷惑をかけてしまうからです。「止まる時はしっかり広いところで邪魔にならないようにします」と会話し、走らせてもらっていたのです。 チームからは遅着してもいいからと言ってもらい、煙が出過ぎた時には少し止まりながらもサービスパークに戻りました。 そして、ここではペナルティをもらわず戻ることができました!
サービスパークでマシンのメンテナンス
ここからメカニックさんが必死に作業してくださり、30分という短い時間で直して下さったのです。 メカニックさんの無駄のない動きはホントにかっこよく、あのギリギリでしか走れなかったクルマが元に戻り、感謝しかありません。 サイドブレーキを付ける時間はないからと輪止めをもらい、午後ギリギリで出ていけたのですが、こういう経験がなかった私にとって、いろんなものを感じた瞬間でした。 観客の方も、壊れたマシンを見て驚いていましたが、直った姿をみてまた驚いていて、「凄いですね!」とたくさん声をかけていただきました。 凄いのはメカニックさんなのですが、ホントにホントに、経験豊富な凄腕メカニックさんがいなければ走り切れませんでした。 午後や翌日のDAY2(日曜日)も、「メカニックさんが直してくれたから絶対にもう壊すわけにはいかない! しっかり完走しよう!」と星選手と話し、無事完走する事ができました。 2戦連続完走できた事はよかったですが、メカニックさんに迷惑をたくさんかけてしまい、また反省点の多いラリーとなったので、2024年4月26日~28日に行われる第3戦久万高原ラリーでは笑って終われるよう準備をしていきます!!! 【CUSCO RACING「MORIZO Challenge CUP」参戦体制】 エントラント名:CUSCO RACING ドライバー:星 涼樹 コ・ドライバー:梅本まどか エントラント代表:長瀬 努 車両名:CUSCO GRヤリス 車種:トヨタ・GRヤリス 参戦クラス:JN2 【梅本まどかのラリー活動2024年間スケジュール(カテゴリー・格式/大会名称/日程/場所)】 JAF 全日本ラリー選手権 第1戦 Rally三河湾 3月1~3日/愛知県(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第2戦 ツール・ド・九州 in 唐津/4月12~14日/佐賀県(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第3戦 久万高原ラリー 4月26~28日/愛媛県 JAF 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO/5月10~12日/京都府 JAF 全日本ラリー選手権 第5戦 MONTRE/6月7~9日/群馬県 XCRスプリントカップ北海道 第3戦 ARKラリー・カムイ(全日本ラリー併催)/7月5~7日/北海道 XCRスプリントカップ北海道 第4戦 RALLY HOKKAIDO(全日本ラリー併催)/9月6~7日/北海道 JAF 全日本ラリー選手権 第8戦 ラリーハイランドマスターズ/10月18~19日/岐阜県 FIA 世界ラリー選手権 第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2024/11月21~24日/愛知・岐阜
梅本 まどか