高野連が7イニング制等検討会議を初開催
日本高野連は10日、大阪市の中沢佐伯記念野球会館(高野連本部)で第1回「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」を開いた。 同会議は、高校球児の障害・熱中症などの健康対策や教職員の働き方改革など現在の高校野球を取り巻く状況に対応するため、将来的な7イニング制の導入の検討を開始する目的で発足。 野球指導者ら15人の委員が対面・オンラインで出席して初めて開かれた今回は、座長に高野連副会長の北村雅敏氏を選任し、昨年行われた高校野球7イニング制に関するワーキンググループが整理した、導入時のメリットやデメリットなど課題の報告・確認などが行われた。 日本高野連の井本亘事務局長は「体全体の障害予防の観点と、暑い中の熱中症対策を含めた部員の健康など、きちんとした状態で高校野球をやってもらいたいところが主眼。会議をして話し合いをしていこうと決めたので責任を持ってやっていきたい」と話した。 今後は月1度程度のペースで議論を重ね、プロ野球で採用されているリプレー検証や指名打者(DH)制導入も検討項目としていく。12月の理事会までに対応策をまとめることを目指す。