権威のあるデザイン賞を受賞!ボルボ史上最小のSUV「EX30」に対する識者3人の評価
このブランドは2021年に、全社員に24週間の有給育児休暇を付与すると発表したのだ。 対象は、全世界のすべての工場とオフィスで働く勤続1年以上の従業員。養子縁組、里親、代理出産、そして出産していない同性カップルも含めて、すべての親に基本給の80%で計24週間の休暇を与える。 どの自動車メーカーも持続可能な社会の実現を訴えており、ボルボも30年までに全車両を電気自動車にシフトすると宣言している。で、ボルボは電気自動車を造るだけでなく、ジェンダー平等という面でもSDGsに取り組んでいるのだ。 ボルボって自分の懐を痛めながらSDGsを実現しようとしているのか……。そう思うと、ボルボのBEVがほかとは違って見えてきませんか?
使いこなす楽しさがある
電気自動車(BEV)はシティコミューターか超高級車か、その両極から普及するのが良い。 前者なら電池も小さく、自宅での充電で走りまわるならインフラや環境負荷といったBEVの問題点もさほど気にならない。高級車はそもそも数が少ない。 EX30はシティコミューターだ。本当はもう少し小さいほうがそれらしいけれど、十分コンパクト。街中でとても扱いやすい。電池容量もしっかりあって、ちょっと長めのドライブにも使える。 何より佇まいが良い。“小さいのに立派に見える=安心して使える”という点でも、今はまだこのくらいのサイズが世の中的にベストだ。 実用BEVの本命というわけだけれど、気に入ったのは“使いこなしてやろう”と思わせてくれた点。効率化や低コスト化を睨んで、従来にない試みが操作系の随所に見える。結果、デザイン的に驚くほどシンプルで一見して使いづらい。 けれどもそこはボルボ、さすがに考え抜かれていて、新しいガジェットを手に入れた気分で操作をマスターしようという気にさせられた。今までもシンプル系はあったけれど、いずれも単に使いづらかった。 EX30は違う。使いこなしてやろう。優れたデザイン性がそう思わせてくれるのだ。
OCEANS編集部