たっぷりのなすと豚肉で作る!「なすのしょうが焼き風炒め」【Mizukiさんのなすおかず】
だるさや食欲不振など、夏バテ症状の予防・緩和を助けるカリウムが豊富な「なす」。そんななすをたくさん食べたいなら、炒めものにするのがおすすめです。なすは油で炒めるとうまみが凝縮され、くったりして食べやすくなるからです。今回は、大人気料理家・Mizukiさんに、豚肉となすを使ったとっておきの炒めものレシピを教わりました! 【画像で確認】Mizukiさんのなすおかず。バリエはまだまだたくさんあります! 教えてくれたのは・・・ ▷Mizukiさん 料理研究家。「簡単・時短・節約」「普通のおかずを華やかに」がコンセプト。身近な食材で失敗なく作れるレシピが評判を呼び、雑誌、テレビ、WEBメディアなど、さまざまなジャンルで活躍中。『レタスクラブ』では「Mizukiのコスパ最高!おかず」を連載中。 ■なすの下ごしらえのコツ 色よく仕上げたい人、注目! なすのおかずをおいしそうに見せるためには、調理したときになすの皮を色よく仕上げるのがポイントです。なすの皮の色素は水溶性のため、加熱時に水分があると、色が抜けやすくなります。水にさらしてアク抜きしたあとは、水けをしっかりと拭きましょう。また、なるべく時間をおかずに皮側から焼くことで油でコーティングされ、色落ちが少なくなります。 水にさらすときは、ビニール袋に切ったなすと水を入れて口を閉じて。空気が遮断されるから、切り口の変色も防げます。 水けをきるだけではダメ。なすをペーパータオルにとり、水けをしっかりと拭き取ります。特に皮側は念入りに。 上手に下ごしらえしたなすで、さっそく作ってみましょう! ■なすのしょうが焼き風炒め じっくり焼いてうまみを引き出す 【材料・2人分】*1人分432kcal/塩分2.7g ・なす・・・ 2個(約160g) ・豚肩ロース切り落とし肉・・・ 200g ・玉ねぎ・・・1/2個 ■A<混ぜる> └おろししょうが(チューブ)・・・3cm └しょうゆ、酒 ・・・各大さじ2 └砂糖、みりん ・・・各大さじ1 小麦粉 サラダ油 【作り方】 1.なすは縦8mm幅に切り、水に約5分さらして水けを拭く。玉ねぎは縦薄切りにする。豚肉は広げて小麦粉大さじ1をまぶす。 2.フライパンに油大さじ2を中火で熱し、なすを上下を返しながら2~3分焼いて取り出す。 3.フライパンに豚肉、玉ねぎを入れて炒め、肉の色が変わったら、2を戻し入れる。Aを加えて炒め合わせる。 Mizuki's Point なすが吸った油はじっくり焼いているうちにじんわりと出てくる。その油でほかの材料を炒める。 * * * 疲れてご飯を作る気力がない! 暑くて何も食べたくない! なんてときでもささっと作れ、箸が進むしょうが焼き風味なので、夏の夕飯にぴったりのレシピです。ぜひ作ってみてくださいね! レシピ考案/ Mizuki 撮影/木村 拓 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 文=高梨奈々