“ちょこっと防災”のススメ……「水道水」保存、長持ちさせるワザ 断水で役立つモノ、停電時の猛暑対策も
■怖い熱中症…停電時の暑さ対策は?
山崎アナウンサー 「ポイントの3つ目、猛暑の中で停電したらどうすればいいのでしょうか?」 富田解説委員 「もし災害で停電が起きてクーラーなどが止まってしまったら、怖いのが熱中症ですよね」 「飲み水を保管しておくことを紹介しましたが、厚生労働省・日本気象協会『熱中症ゼロへ』によると、冷凍庫でペットボトルを凍らせると、体を冷やすのにも役立てられ、熱中症対策にもなります。首、脇の下、足の付け根を冷やすと、体温を効果的に下げられます」 森アナウンサー 「太い血管があるところですね」 富田解説委員 「ただ1つ注意点があります。ペットボトルの水を凍らせる時には水を目いっぱい入れてしまうと破裂する恐れがあるので、少し減らすのがコツです」 山崎アナウンサー 「冷凍庫に保冷剤を用意しておくのも同じように使えますよね」 富田解説委員 「停電した時の暑さ対策は他にもあります。ぬらしたハンカチやタオルを体に当てて携帯用の扇風機やうちわであおぐと、体を冷やすのに効果的です」 「熱中症対策といえば、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給することがあります。また塩分補給のため、塩分タブレットや塩のあめを買い置きしておくと安心ですよね」 森アナウンサー 「防災意識が高まり、防災グッズを備えている方は本当に増えたと思います。ただ、防災×猛暑となってしまうと、そこの視点が欠けている方はいるかもしれません。この時期にもう1回、見直しておくのは必要かもしれませんね」
■災害時、すぐ避難するための準備
山崎アナウンサー 「災害はいつ起きるか分かりません。特に、すぐ避難できる準備も大事になってきます」 「内閣府によると、常に家族がどこにいるのか把握しておく、玄関に防災リュックやヘルメットを置いておく、寝る時は近くに履き慣れた靴を置いておくことがあります。とっさに起きた時に履き慣れていない靴だと避難が難しいということです」 「防災は全てをしなければいけない、というものではありません。何か1つでも『これならできるな』というものがあればしていただくだけでも、それは備えになります。停電対策として乾電池や携帯の充電器も準備として有用だということです」 富田解説委員 「携帯用の扇風機は乾電池で動くタイプもあります。電気が止まった時にも有効です」 山崎アナウンサー 「身近な、何か1つのことをやってみていただきたいと思います」 森アナウンサー 「すぐできる『ちょこっと防災』を意識してみてください」 (2024年8月12日午後4時半ごろ放送『 news every.』より)
●news every.では、すぐできる防災のアイデア「#ちょこっと防災」を紹介しています。