“ちょこっと防災”のススメ……「水道水」保存、長持ちさせるワザ 断水で役立つモノ、停電時の猛暑対策も
日テレNEWS NNN
台風への備えが求められ、南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」も出されました。市販の水ではなく水道水を保存する、台所用品で節水する、災害時の熱中症対策など、身の回りでできる“ちょこっと防災”を紹介します。日頃の備えを見直してみませんか? 【図解】“ちょこっと防災” お盆の帰省で家族と確認…帰省先・旅行先での備えは? 今回は、次の3つのポイントを中心に解説します。 ●水道水は意外ともつ? ●災害時も使える家にあるアレ ●猛暑の中で停電したら
■災害時に困る水、ストックは?
森圭介アナウンサー 「毎日コツコツ、すぐできる防災のアイデア『ちょこっと防災』をお伝えしていきます」 山崎誠アナウンサー 「台風5号が12日朝、岩手県に上陸しました。さらに南海トラフ臨時情報の『巨大地震注意』も出されていて、日頃からの備えを見直すことが重要になっています」 富田徹・日本テレビ解説委員 「災害の時にも一番ないと困るのが水ですよね。準備はされていますか?」 刈川くるみキャスター 「普段から2リットルのペットボトルを10本くらいストックしています」 市來玲奈アナウンサー 「2、3本というところですかね。水道水というのは頭にありませんでした」
■沸かさずに…水道水、どうくみ置く?
富田解説委員 「水道水をためておくのもお勧めということで、東京都水道局は、水道水のくみ置きをする際のコツを紹介しています。私たちが飲むために必要な水の量は1人1日で3リットル。これを目安に3日分ほど用意しておくといいとのことです」 「浄水器を通したり、1回沸かしたりすると、消毒用の塩素が水道水からなくなってしまうので、保存用には蛇口から直接、沸かさずにくみ入れるのがポイントです。容器はペットボトルなどふたのできるもので、口元いっぱいまで水道水を入れます」 「こうすることで、空気に触れる部分が少なくなって長持ちします。同様に、飲む時にはペットボトルに口を付けると雑菌が入るので、コップなどに注いで飲んだ方がいいということです」 山崎アナウンサー 「水道水の保存の期間はどのくらいなんでしょうか?」 富田解説委員 「直射日光を避けて常温で保存すると3日間、冷蔵庫に入れると10日間もつといいます。ペットボトルに保存した日付をメモしておくと忘れなくて便利です。期間を過ぎた水は生活用水として使えます」 「飲む水以外の生活用水も必要ですが、浴槽にいつも水を張っておくと安心ですよね」 刈川キャスター 「生命維持に欠かせないですからね。ペットボトルに入れるひと手間はいつもよりかかってしまいますが、すぐにできることなので、これを習慣化させたいなと思います」