【JJドラマ部】2024年本当に面白かったドラマTOP10【ネタバレあり】|JJ
新感覚の学園ドラマと強い絆で結ばれた兄弟のドラマが涙腺を刺激
イマ:小林さんの7位『ビリオン×スクール』はランキングには入れませんでしたが、私も面白く観ました。 小林:これも最初はノーマークでした。山田(涼介)くんがイケメンぶりを消していて、ちょっと世間とズレてる御曹司&教師の加賀美零役にうまくハマってました。木南晴夏(芹沢一花役)とのコンビも相性が良かったし。 イマ:職員室での先生たちのわちゃわちゃをはじめ、全体的にコメディータッチなんですけど、不意に泣かせるエピソードがぶっこまれるんですよね。 小林:松田元太をはじめ生徒役を演じていた若い俳優たちの勢いも感じました。こういう学園ものって『3年B組金八先生』(1979年/TBS系)が源流だと思うんですが、先生が全部お金で解決するという切り口が新鮮でしたね。 イマ:シリーズ化しても面白そう! 小林:そして、イマイズミさんが7位、そして私が8位に入れたのは『ライオンの隠れ家』。 イマ:このドラマの坂東龍汰(小森美路人役)の演技には度肝を抜かれましたよね。かつて自閉スペクトラム症の人を数々の俳優が演じましたが、彼はダントツで素晴らしかった。 小林:2024年のドラマ全体を通しても一番の演技だった思います。あとは尾野真千子(橘愛生役)のエイジレスぶり。いま『カーネーション』(2011年/NHK総合)の再放送を観てるんですけど、見た目が全然変わってないんです! イマ:13年も前なのに…! ライオンくん(佐藤大空)も可愛かったなー。 小林:『西園寺さん』の倉田瑛茉ちゃんもそうですけど、こまっしゃくれた子役とは一線を画す、自然な演技でしたよね。もはや演技してるのかどうかもわからないくらい。 イマ:この作品、途中までサスペンス要素が強かったんですが、最終回でぐっとヒューマンドラマに傾きましたね。貞本(岡崎体育)のパーティーで洸人(柳楽優弥)がスピーチするシーンは号泣したし、三羽のウミネコのカットで終わる演出も最高でした。 小林:あの3人がハッピーエンドで終わってホントに良かったです。