「ハリー・ポッター」グッズの「ゴドリック・グリフィンドールの剣」のレプリカが回収へ 銃刀法に違反する疑いがあることから
「ハリー・ポッター」グッズの「ゴドリック・グリフィンドールの剣」のレプリカが回収へ 銃刀法に違反する疑いがあることから
「ハリー・ポッター」の体験型施設で販売されていたグッズ「ゴドリック・グリフィンドールの剣」が商品回収されることになった。こちらは作中に出てくるグリフィンドールの剣を再現したレプリカで、木製の展示用プレートに固定されている商品だった。 「ハリー・ポッター」画像・動画ギャラリー 回収理由は「販売上の懸念点を認識するに至りましたので」と告知されている。NHKニュースでも剣の回収について報道されている。報道によると、剣については銃刀法に違反する疑いがあるとされており、これが「販売上の懸念点」だったのだろう。 作中の設定としては、剣はグリフィンドールの創設者ゴドリック・グリフィンドールに関連するものだ。作中では組分け帽子から出てくるという意外性と名前のインパクトから、印象に残るアイテムだった。「真のグリフィンドール生」のみが組分け帽子から剣を取り出せるという設定だ(ハリー・ポッターWikiより)。 今回のグッズはそのグリフィンドールの剣を再現したレプリカとなっている。剣の長さは約86センチで、木製の展示用プレートに固定されていた商品だった。剣のレプリカは「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」にて3万円(税込)で販売されていた。剣は2023年5月から2024年4月まで販売されていたそうだ。 上記のXユーザーのポストやコミュニティの反応によると、グリフィンドールの剣のレプリカは海外でも売っていたが、個人輸入をしても税関でブロックされてしまっていたようだ(銃刀法の問題だろう)。剣が日本で公式に販売されたことから問題ないと思われていたが、やはり銃刀法の問題をクリアしているわけではなかったようだ。 剣の回収についてはNHKニュースにもなっている。報道によると、鋭利な部分があることなどから剣は銃刀法に違反する疑いがあるそうだ。剣は販売終了しているが、これまでに351本販売されているという。NHKに証言した捜査関係者によると、「このまま持ち続けると銃刀法に違反する疑いがある」とのことだ。
重田雄一