ナ・リーグCS＜ドジャース・メッツ（2）＞5回、ドジャース・大谷は一飛に倒れる（撮影・沢田　明徳）

　◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦　ドジャース―メッツ（2024年10月14日　ロサンゼルス） 　ドジャースの大谷翔平投手（30）が14日（日本時間15日）、ワールドシリーズ進出をかけたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は空振り三振に倒れ、ポストシーズンは7試合連続で初回凡退に終わった。第2、3打席も凡退し、ポストシーズンで無走者の場合は20打席無安打となった。 　この日のメッツ先発はメジャー通算77勝を誇る変則左腕マナイア。通算では7打数2安打の打率.286とまずまずの成績だが、第1打席はタイミングを外され、カウント2―2から5球目のシンカーに力なくバットが空を切った。 　リンドアに先頭弾を浴びた初回に続き、2回は満塁弾を被弾するなど大量5失点。0―6で迎えた3回先頭での第2打席もマナイアに翻弄された。初球の内角シンカーをファウルした後、変化球待ちに切り替えたのか2球目、3球目と同じシンカーにバットが反応せず、見逃し三振に打ち取られた。 　5回にマンシーのソロ本塁打が飛び出して１点を返し、なおも2死走者なしで大谷に第3打席が回った。しかし、この打席も左腕マナイアにタイミングを外され、外角ボール気味のスイーパーに手を出して力ない一飛に終わった。 　前日の第1戦は先発した千賀滉大から右前適時打。これで大谷は史上初の「50―50」を達成した9月19日のマーリンズ戦から得点圏では19打数16安打で打率.842。ポストシーズンに入ってからも5打数4安打の打率.800と勝負強さを発揮している。 　また、ポストシーズンでは無走者の打席は16打数無安打だが、有走者の打席では8打数6安打で打率.750と驚異の打率をマークし「ミスター・オクトーバー」ぶりを見せつけている。