パンをおいしく長持ちさせよう!購入派も手作り派も覚えておくべき保存のコツ
焼きたてのパンはおいしくて食卓を豊かにしてくれるけれど、やはり焼いてすぐに食べるのがベスト。空気に触れるとすぐに硬くなったりカビが生えたりしてしまうので、おいしく食べられる期限内にすべて食べ切るのはなかなか難しい場合も。 しかし、パンをなるべく日持ちさせる方法があることをご存知だろうか? ここでは、英『Good Housekeeping』の料理チームの専門家に、硬くなってしまったパンをおいしく復活させる方法を含め、とっておきのヒントを教えてもらった。
お店で買ったパンをおいしく保つ方法
お店で買ってきたパンをおいしく食べるなら、すぐ冷蔵庫に入れてしまうのはやめておこう。パンに含まれるでんぷん分子は低温で非常に早く再結晶化するため、冷蔵するとパンがすぐに硬くなってしまう。 お店で買ったパンは、密閉できるビニール袋に入れて、冷蔵庫ではなく室温で保存しよう。パン屋で買ったパンが紙袋に入っていた場合は、自宅に帰ったら袋から取り出し、ラップでしっかりと包んで室温で保存するのがおすすめ。大きめのパンを2、3日保存したい場合はブレッドケースに入れておくといい。 カンパーニュやライ麦パンなど大きなサイズのパンを食べるときは、必要な分だけ切り分けて、残りはすぐに密閉袋に戻そう。密閉せずに、パンをそのまま放置してしまうのは避けたほうがいい。
手作りのパンを新鮮に保つ方法
自分でパンを手作りする場合は、バター、油、卵などの脂肪を含むレシピを選ぶようにしよう。そうすることで、パンの柔らかさを長く保つことができる。 焼きたてパンは、完全に冷めてから保存するようにしよう。パンは冷めるとすぐに硬くなりはじめるので、できるだけ早く食べてしまうのがおすすめ。 自家製パンを冷凍する場合は、焼いて冷ましたあとにできるだけすばやく冷凍しよう。冷凍する前にスライスし、1枚ずつラップで包むのが理想。スライスしておけば解凍も簡単で、トースターの解凍モードを使ってすぐにトーストすることもできる。 ホームベーカリーでパンを焼く場合はタイマー設定を使い、食べるタイミングで焼き上がるようにしよう。焼きたてのパンをひと晩中ホームベーカリーに入れたままにしておくと、硬くなってしまう。